群馬大学医学部附属病院(ぐんまだいがくいがくぶふぞくびょういん、英語: Gunma University Hospital)は、群馬県前橋市にある国立大学法人群馬大学の附属病院(大学病院)である。
沿革
診療科
- 内科診療センター
- 循環器内科
- 呼吸器・アレルギー内科
- 消化器・肝臓内科
- 内分泌糖尿病内科
- 腎臓・リウマチ内科
- 血液内科
- 脳神経内科
- 外科診療センター
- 消化管外科
- 肝胆膵外科
- 呼吸器外科
- 循環器外科
- 乳腺・内分泌外科
- 小児外科
- 外科系
- 感覚器・運動機能系
- 脳神経・精神・麻酔系
- 小児・女性系
- 放射線系
- 救命救急センター (救急科)
- 総合診療科
- 臨床試験部
- リハビリテーション部
- 病理科
- 重粒子医学センター
- 施設建設費約120億円の一部を群馬県や市町村が負担して導入され、2015年(平成27年)5月時点で日本国内に4か所のみの先進治療施設である[7]。そのため、埼玉県や栃木県、長野県、新潟県の隣接する4県の利用者が約40%を占めるなど広域からの患者が来院していた[7]
医療機関の認定
(下表の出典[17])
交通
医療事故
- 2005年、生体肝移植手術で肝臓の一部を提供した女性が手術後に下半身不随となった。
第二外科による診療過失による連続死亡事件
2014年、保険適用外の腹腔鏡を使った肝臓手術で、群馬大学病院第二外科の同一の医師が執刀した患者8人が術後4カ月以内に死亡していたことが発覚した。本件は厚生労働大臣が「尋常な事態ではないことは間違いない」とし、厚生労働省は医療法に基づく立入検査を実施する方針を表明した。腹腔鏡を使った手術だけではなく、開腹手術でも同一の執刀医によって過去5年間に10人が死亡しており、厚生労働省は説明を求め、診療報酬が優遇される高度医療を提供できる「特定機能病院」の承認取り消しも含めて対応を検討するとしている[23]。
2015年3月3日、群馬大学病院は、腹腔鏡手術にて死亡した8人全員について診療に過失があったとの調査結果を公表した。病院側は遺族への補償の意向を示しているとされるが、患者の死亡例が相次いだ後も執刀医や教授が高難度の手術を続けた理由や背景はなお不透明であり遺族の一部からは「納得できない」との声も出ている[24]。
また、同日、同病院第二外科による開腹手術後3日目に死亡した患者1人について、死亡後にがんではないと判明したのに、執刀医はその事実を遺族に告げず、虚偽の診断書を作成していたと発表した。同病院は遺族に説明、謝罪を行い、その他開腹手術による死亡例についても調査、発表するとしている[25]。2015年4月、2010年12月~2014年6月に腹腔鏡手術で8人と、2009年4月以降の開腹手術での10人の計18人が死亡したことが分かっていたが、既に発表されている以外にも同じ執刀医による死亡者がいたことが判明した[26]。
不祥事
- 2020年7月8日 - 8日までに、本院が診療報酬を不正に請求し患者約7万人から医療費計約1億7,000万円を余分に受け取っていた(医療詐欺)。病院は対象患者全員に郵送で通知し、余分に受け取っていた医療費を返還するとした。不正請求は2010年4月~2015年3月に延べ約74万件に及び、患者の特定を進めていた。健康保険組合など保険者向けの返還は既に着手。法規定により保険者に加算して支払う分も合わせ、返還総額は当初想定より増えて約17億円となる見込み。麻酔治療の際に実際よりも高い保険点数で請求したり、カルテに記載のない医療行為を請求したりしていた。群馬大学病院腹腔鏡手術後8人死亡事故をきっかけに、厚生労働省が行った監査で判明。不正請求を巡り、病院と医師1人が2017年3月、戒告の行政措置を受けた[28]。
関連項目
出典・脚注
注釈
出典
外部リンク
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