総持院(そうじいん)は、神奈川県海老名市河原口三丁目にある高野山真言宗の寺院。詳名は海老山満蔵寺総持院(かいろうざんまんぞうじそうじいん)[1]。神仏分離までは有鹿神社の別当寺であった。
歴史
754年(天平勝宝6年)に海老名の郷司・藤原廣政が虚空蔵菩薩を本尊として創建。創建当時の宗派は不詳[2]。
鎌倉時代の地頭・海老名源八(季貞)ゆかりの「源八矢立の杉」があったとされる[3][4]。
1591年(天正19年)に徳川家康より寺領十石の朱印を拝領[5]。
江戸時代には近隣の相模国分寺、座間の星谷寺、厚木の飯山観音など19末寺を有した[1]。
明治初期に海老名氏の菩提寺であった宝樹寺を併合した[6]。
境内
- 山門
- 本堂
- 東大寺型八角大灯籠
- 子育地蔵尊 - 1658年(明暦4年)に造立された海老名市内で最古の地蔵塔[7][8]。
- 海老名氏霊堂 - 廃寺になった末寺・宝樹寺の跡地に「大章樹公庵主」銘の宝篋印塔が海老名氏霊堂として祀られている[9]。
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山門
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本堂
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東大寺型八角大灯籠
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子育地蔵尊
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海老名氏霊堂
文化財
本尊の木造虚空蔵菩薩坐像(寄木造、玉眼嵌入、像高46.7センチ)は室町時代末期の作とされる[4]。
年中行事
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- 元旦 - 元旦法要
- 1月21日 - 初大師大般若転読護摩法会
- 4月8日 - 花まつり(灌仏会・仏生会)
- 7月・8月の盆 - 盆供養
- 7月21日 - 盂蘭盆会大施餓鬼法会
- 9月24日 - 水子地蔵尊まつり
- 10月13日 - 海老名源八尊例祭
- 大晦日 - 除夜法要
- 毎月13・21・28日など - 護摩供
- 毎月21日 - 写経会
交通アクセス
関連項目
出典
外部リンク