第一大川橋梁 (会津線)第一大川橋梁(だいいちおおかわきょうりょう)は、福島県会津若松市と南会津郡下郷町との境界の阿賀川(大川)に架かっていた日本国有鉄道(国鉄)会津線(現・会津鉄道会津線)の鉄道橋(廃橋)である。 概要国鉄会津線(現・会津鉄道会津線)の上三寄駅(現芦ノ牧温泉駅) - 湯野上駅(現湯野上温泉駅)間の延伸工事に伴って1932年(昭和7年)に完成した。桑原駅(現芦ノ牧温泉南駅) - 湯野上駅間の阿賀川(大川)に架かる橋梁であった。この付近には、本橋梁に隣接して旧国道121号(会津三方道路より格上げ)の吊橋も架かっていた[1]。 大川ダム建設による新線切り替え[2]に伴って、1980年(昭和55年)に橋桁が撤去された。現在は、若郷湖の湖底に沈んでいる本橋梁の橋台および吊橋(旧国道121号)の上を横切るように、大川湖面橋(福島県道214号芦ノ牧温泉南停車場線)が架けられている。 構造単線上路式プレートガーダー11連の形式であった。また、湯野上方に向かって25 ‰の上り勾配となっていた。 周辺その他会津線旧線は桑原駅(移転前)[3]より上り勾配で南下し、本橋梁で阿賀川(大川)を渡河後、直ぐに第一小沼崎トンネル(現在は水没)に入っていた。 桑原駅(移転前) - 湯野上駅間は会津線で最も美しい景観であり、特に阿賀川(大川)に架かる本橋梁は第二大川橋梁とともに、鉄道ファンやカメラマンの有名撮影ポイントとなっていた。大川ダムの完成により若郷湖を迂回するトンネルが出来たため、現在の会津鉄道会津線では見ることができない風景となっている。 脚注関連項目外部リンク
座標: 北緯37度19分50.4秒 東経139度55分3.2秒 / 北緯37.330667度 東経139.917556度 Information related to 第一大川橋梁 (会津線) |