稲核橋(いねこきはし)は、長野県松本市、信濃川水系梓川に架かる国道158号の橋。
概要
長野県松本市安曇稲核集落の1 km下流に位置する。当橋の上流140 mには東京電力の発電用ダム・稲核ダムがある。谷が深い当地に建設された当橋の形式は上路アーチ橋であり、橋脚は両岸の岩盤に固定されているだけで、中ほどの橋脚はない。国道158号を下流から上流に向かうと、新淵橋で梓川左岸に渡り、この稲核橋までは左岸を通っている。稲核橋で右岸に渡り、奈川渡ダムまでは右岸を通る。
国道158号の現道は急峻な地形のため落石の危険がある上に急カーブが多く、交通障害が多いことから三本松トンネルから稲核ダムに至る区間をバイパスする狸平工区が事業中であり、本橋に隣接して新橋が架設される予定である[2][3]。
稲核橋の変遷[4]
橋名
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稲核橋(初代)
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稲核橋(2代)
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稲核橋(3代)
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稲核橋(現行)
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開通年
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1884年
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1903年
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1936年
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1965年
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型式
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木造刎橋 (明治初年は藤蔓橋)
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釣橋 (後に木造方杖橋に改造)
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鋼上路 トラスドアーチ橋
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鋼上路2ヒンジ ソリッドリブアーチ橋
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全長 (m)
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?
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44
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48.3
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92
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幅員 (m)
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?
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3
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5
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?
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備考
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撤去
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撤去
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供用中
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供用中
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脚注
- ^ 位置は「ウォッ地図」(2012年3月3日閲覧)にて得た橋中心の座標である(参考値)。
- ^ 「狸平地区の改良が事業化」(PDF)『「中部縦貫自動車道・国道158号改良」通信』創刊号、中部縦貫自動車道(松本〜中ノ湯間道路)建設・国道158号整備促進期成同盟会・中部縦貫自動車道の早期建設を進める会・国道158号改良を促進する沿線住民の会、2018年12月、2022年10月29日閲覧。
- ^ 「国道158号狸平工区の状況」(PDF)『「中部縦貫自動車道・国道158号改良」通信』第8号、中部縦貫自動車道(松本〜中ノ湯間道路)建設・国道158号整備促進期成同盟会・中部縦貫自動車道の早期建設を進める会・国道158号改良を促進する沿線住民の会、2022年3月、2022年10月29日閲覧。
- ^ 「JSCE 橋梁史年表:<稲核橋>」より(2012年3月3日閲覧)。
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通過市町村 |
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バイパス道路 |
奈良瀬-境寺バイパス - 境寺-計石バイパス - うすゆき橋バイパス
| 中部縦貫自動車道 | |
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道路名・愛称 |
美濃街道 - 越前街道 - 飛騨街道 - 白川街道 - 八軒町通り - 国分寺通り - 安川通り - 木曽街道 - 野麦街道
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自然要衝 |
花山峠 - 油坂峠 - 蛭ヶ野峠 - 新軽岡峠 - 松ノ木峠 - 小鳥峠 - 平湯峠 - 安房峠、越坂峠(永平寺大野道路)
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道の駅 | |
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旧道 | |
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構造物 |
三万谷トンネル - 小和清水トンネル - 新丁トンネル - 砂山トンネル - 君ケ代橋 - 馬返トンネル - 琴洞橋 - 油坂トンネル - 三谷トンネル - 軽岡トンネル - 鍛冶橋 - 平湯トンネル - 清水トンネル - 山吹トンネル - 木賊トンネル - 前川渡トンネル - 親子滝トンネル - 奈川渡トンネル - 入山トンネル - 三本松トンネル - 稲核橋 - 奈良井大橋
| 中部縦貫自動車道 |
越坂トンネル - 吉峰トンネル - 大袋トンネル - 小矢戸トンネル - 越美トンネル - 油坂第三トンネル - 油坂第二トンネル - 油坂第一トンネル - 小鳥トンネル - 清見八日町トンネル - 栗尾トンネル - 見量山トンネル - 湯ノ平トンネル - 安房トンネル
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