神鉄産業株式会社(しんてつさんぎょう、英:Shintetsu Sangyo Co.,Ltd.)は、かつて存在した建設・流通会社。
阪急百貨店グループ(当時)および阪急電鉄グループ(当時)の企業であり、神戸電鉄の参考会社であった。
1988年(昭和63年)10月に全営業権を神鉄エンタープライズに譲渡して解散した。
概要
1975年(昭和50年)7月開業の「神鉄会館(デパート形態のターミナルストア、現 神鉄ビル)」を運営すべく、同年2月21日に株式会社神鉄会館として設立された[1]。神戸電気鉄道(現:神戸電鉄)のほか、デパート経営のノウハウがあった阪急百貨店および阪急電鉄が出資し[2]、阪急百貨店傘下に加盟した[3]。
1988年(昭和63年)10月、神鉄エンタープライズに営業権を譲渡して解散した。
神鉄会館の経営
1975年(昭和50年)7月4日に開業した「神鉄会館」および「神鉄ファミリーレストラン」を経営していた[1]。主要な運営施設は以下の通りである。
- 神鉄ビヤガーデン
- 毎年夏季限定で11階および屋上で開催していた。キャッチフレーズは「雨が降らなきゃ…屋上爽快」であった。
- 神鉄総合結婚式場
- 1990年頃まで7階に存在した。「お慶びの日を華やかに演出する幸せのスタート」をキャッチフレーズにテレビCMを放映していた。
- 神鉄催会場
- 宝塚歌劇団による公演・ディナーショーが頻繁に行われていた。1980年代には神戸電鉄建築の木造住宅を神鉄住宅販売から購入すると、ディナーショーに招待されるキャンペーンが存在した。
神鉄会館・神鉄一番街フロア構成
階数
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館内構成
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名称
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運営
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11階
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神鉄ビヤガーデン・会議室
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神鉄会館
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神鉄産業
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8 - 10階
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神戸電鉄本社
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7階
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神鉄総合結婚式場・神鉄文化教室
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神鉄会館
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神鉄産業
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6階
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神鉄宴会場・神鉄催会場
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5階
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お座敷しんてつ
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4階
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神鉄タワーパーキング
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3階
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神鉄ファミリーレストラン
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神鉄一番街
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2階
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神鉄かもめ書房本店・ヤングギフト・ギャラリーかもめ・眼鏡
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神鉄エンタープライズ
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1階
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衣服・雑貨・日用品・神鉄観光新開地営業所・神鉄住宅営業所
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B1階
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贈答品・銘菓・菓子・家庭用品・コーヒーショップ
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B2階
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食料品・神鉄一番寿司・神戸電鉄のりば
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建設業
1982年(昭和57年)7月より神鉄産業株式会社に商号変更し建設業に進出した。このため、神戸電鉄グループ内に神鉄建設工業・神鉄産業・神鉄設計と建設会社が3社も混在していた。建設部門は「建設部・商事部」を名乗っていた(飲食部門は「会館部」)。
脚注
- ^ a b 『神戸電鉄五〇年の歩み』神戸電気鉄道株式会社、1976年。
- ^ 『75年のあゆみ 写真編』阪急電鉄株式会社、1982年10月。
- ^ 『連結・関係会社総覧 1983年版』東洋経済新報社、1983年5月。
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