石井敏

石井敏
人物情報
生誕 (1936-03-28) 1936年3月28日
日本の旗 日本埼玉県
死没 (2017-01-30) 2017年1月30日(80歳没)
日本の旗 日本千葉県
国籍 日本の旗 日本
出身校 ノースウェスタン大学
学問
研究分野 コミュニケーション学英語教育
研究機関 獨協大学大妻女子大学
学位 修士(スピーチ学)
特筆すべき概念 遠慮・察しコミュニケーション
主な業績 『異文化コミュニケーション』、『異文化コミュニケーション・キーワード』、『異文化コミュニケーション事典』
影響を受けた人物 ドナルド・クロフ
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石井 敏(いしい さとし、1936年3月28日[1] - 2017年1月30日[2])は、日本のコミュニケーション学者。獨協大学名誉教授。日本におけるスピーチ・コミュニケーション学の先駆者[3]。専門は異文化コミュニケーション論、対人コミュニケーション論、非言語コミュニケーション論、英語教育

経歴

1936年埼玉県春日部市生まれ。1959年千葉大学教育学部英語科卒業。英語教育における視聴覚的方法論の第一人者である天野一夫に師事[4]。1959年から1971年までは公立校の教員として、千葉県立茂原高等学校英語教諭などを勤めた。1969年フルブライト奨学生として米国ノースウェスタン大学大学院スピーチ学研究科修士課程修了(M.A.)。パーク・ジャドソン・ニューカム(Park Judson Newcombe)博士などに学ぶ[5][6]。 1971年から1973年千葉市立千葉高等学校英語教諭。1973年公務員(高校教諭)を退職後、大妻女子大学文学部英文学科専任講師、1979年助教授、1986年教授。1994年獨協大学外国語学部英語学科及び同大学大学院外国語学研究科英語学専攻教授、2006年名誉教授[2]京都大学講師、国際基督教大学講師、聖心女子大学講師、神田外語大学講師なども務めた。

1974年から1979年『Speech Education』(日本太平洋コミュニケーション学会学会誌)編集委員長。1981年から1983年及び1986年から1988年日本コミュニケーション学会会長。1982年から1983年ハワイ大学マノア校スピーチ学科客員研究員。1988年から1989年文部省学習指導要領改訂委員会委員[7]。ハワイ大学マノア校[8]ハワイ大学ヒロ校[9]南イリノイ大学カーボンデール校ラドフォード大学[10]ウエストバージニア大学檀国大学校など海外の研究・教育機関で日本文化とコミュニケーションに関して数多くの講演を行った。国内では、文部省主催の全国英語教育指導者講座講師、外国語青年招致事業(JETプログラム)の外国語指導助手(ALT)オリエンテーション講師、国際交流基金日本研究センターのオリエンテーション・セミナー講師、国際教育交流協議会(JAFSA)夏期研究集会講師、ジャパンタイムズ主催の英語レシテーション・コンテスト審査員を歴任した。

分かりやすい要約と独創的な知見には定評があり、日本における異文化コミュニケーション学界の草分け的存在だった[11][12][13][14]。ハワイ大学マノア校スピーチ学科学科長であり太平洋コミュニケーション学会会長でもあったドナルド・クロフ(Donald W. Klopf)とのコミュニケーション様式の実証的な比較文化研究[15][16][17][18][19]、日本人の非言語コミュニケーション行動の解説[20][21][22]、異文化コミュニケーション能力の明確化[23][24]、そして仏教的視点からのコミュニケーション理論の構築[25][26][27]に精力的に取り組んだ。特に、話し手の遠慮と聞き手の察しの相互作用を図式化した「日本人の遠慮と察しコミュニケーション・モデル」[28][29]で日本国内のみならず海外でも知られている[3]。また、文化を「高等文化」、「伝統文化」、「日常生活文化」に分類し、更に日常生活文化を「精神文化層」、「行動文化層」、「物質文化層」の3重構造として概念化した[30][31]

「西高東低」のタテの異文化意識に基づく「強制・帝国主義型」あるいは「移入・摂取型」コミュニケーションではなく、文化の平等性を重視した「相互理解・受益型」のヨコの異文化コミュニケーションが必要であるというのが持論だった[32][33][34][35][36][37]。異文化コミュニケーション論の観点から英語教育の様々な問題点を指摘し、改善策を提示した。因習的な「英米文化崇拝主義」には特に批判的で、日本文化を背景とした発信能力の育成を力説した[38][39][40][41][42]横浜市教育文化センターで開催された第10回関東地区高等学校英語教育研究協議会神奈川大会の基調講演において、鴨長明方丈記を引用しながら仏教的無常観に言及し、「人生とはコミュニケーションであり、コミュニケーションとは人生である」と述べた[43]。著書、論文多数。2017年1月30日、茂原市内の病院で死去。享年80歳。

著書

  • 『異文化コミュニケーション―新・国際人の条件』(改訂版)(有斐閣、1996年)
  • 『異文化コミュニケーション・キーワード』(新版)(有斐閣、2001年)
  • 『異文化コミュニケーション・ハンドブック―基礎知識から応用・実践まで』(有斐閣、1997年)
  • 『異文化コミュニケーションの理論―新しいパラダイスを求めて』(有斐閣、2001年)
  • 『異文化コミュニケーション研究法―テーマの着想から論文の書き方まで』(有斐閣、2005年)
  • 『異文化コミュニケーション事典』(春風社、2013年)
  • 『はじめて学ぶ異文化コミュニケーション―多文化共生と平和構築に向けて』(有斐閣、2013年)
  • 『コミュニケーション論入門』(コミュニケーション基本図書第1巻)(桐原書店、1993年)
  • 『日本人のコミュニケーション』(コミュニケーション基本図書第2巻)(桐原書店、1993年)
  • 『英語コミュニケーションの理論と実際』(コミュニケーション基本図書第3巻)(桐原書店、1993年)
  • 『ビジネスマンのためのスピーチの英語』(だれでもわかる英語ビジネス講座)(荒竹出版、1994年)
  • 『美しい英語の朗読話術―散文・演説・演劇・詩文』(ジャパンタイムズ、1978年)
  • 『Communicating Effectively across Cultures―異文化間コミュニケーション概論』(南雲堂、1984年)
  • 『Communicating with the West―英語コミュニケーション概論』(南雲堂、1985年)
  • 『Communicating without Words―沈黙のコミュニケーション』(南雲堂、1987年)
  • 『Communicating Person-to-Person―対人関係とコミュニケーション』(桐原書店、1989年)
  • 『Effective Oral Communication―効果的な英語コミュニケーション』(英宝社、1989年)
  • 『Oral Communication Course A: Interact』(新版)(桐原書店、1998年)
  • 『Oral Communication Course B: Listen』(新版)(桐原書店、1998年)
  • 『Oral Communication Course C: Speak out』(新版)(桐原書店、1998年)
  • 『Understanding Intercultural Communication―異文化との出会い』(研究社、1986年)

論文

  • Ishii, S. (1984). Enryo-sasshi communication: A key to understanding Japanese interpersonal relations. Cross Currents: A Journal of Language Teaching and Cross-Cultural Communication, 11(1), 49-58.
  • Ishii, S. (1985). Thought patterns as modes of rhetoric: The United States and Japan. In L. A. Samovar & R. E. Porter (Eds.), Intercultural communication: A reader (4th ed., pp. 97-102). Belmont, CA: Wadsworth.
  • Ishii, S. (1988). Nonverbal communication in Japan (Orientation Seminars on Japan, No. 28). Tokyo, Japan: Office for the Japanese Studies Center, The Japan Foundation.
  • Ishii, S. (1992). Buddhist preaching: The persistent main undercurrent of Japanese traditional rhetorical communication. Communication Quarterly, 40(4), 391-397.
  • Ishii, S. (1995). Cross-cultural/intercultural communication for a borderless world of diversity in harmony. Journal of the Communication Association of Korea, 3, 17-23.
  • Ishii, S. (1998). Developing a Buddhist en-based systems paradigm for the study of Japanese human relationships. Japan Review, 10, 109-122.
  • Ishii, S. (2001). An emerging rationale for triworld communication studies from Buddhist perspectives. Human Communication: A Journal of the Pacific and Asian Communication Association, 4(1), 1-10.
  • Ishii, S. (2001). The Japanese welcome-nonwelcome ambivalence syndrome toward marebito/ijin/gaijin strangers: Its implications for intercultural communication research. Japan Review, 13, 145-170.
  • Ishii, S. (2004). Proposing a Buddhist consciousness-only epistemological model for intrapersonal communication research. Journal of Intercultural Communication Research, 33(2), 63-76.
  • Ishii, S. (2006). Complementing contemporary intercultural communication research with East Asian sociocultural perspectives and practices. China Media Research, 2(1), 13-20.
  • Ishii, S. (2007). Exploring the path to Buddhist enlightenment (bodhi) as ultimate communication. China Media Research, 3(4), 42-49.
  • Ishii, S. (2008). Promoting interreligious communication studies: A rising rationale. Human Communication: A Journal of the Pacific and Asian Communication Association, 11(2), 133-144.
  • Ishii, S. (2009). Conceptualizing Asian communication ethics: A Buddhist perspective. Journal of Multicultural Discourses, 4(1), 49-60.
  • Ishii, S., & Bruneau, T. (1994). Silence and silences in cross-cultural perspective: Japan and the United States. In L. A. Samovar & R. E. Porter (Eds.), Intercultural communication: A reader (7th ed., pp. 246-251). Belmont, CA: Wadsworth.
  • Ishii, S., & Klopf, D., & Cooke, P. (2012). Worldview in intercultural communication: A religio-cosmological approach. In L. A. Samovar, R. E. Porter, & E. R. McDaniel (Eds.), Intercultural communication: A reader (13th ed., pp. 56-64). Boston, MA: Wadsworth/Cengage Learning.

脚注

  1. ^ 日本学術振興会編『研究者・研究課題総覧』第1巻、日本学術振興会、1979年、p. 411。
  2. ^ a b 板場良久「ご冥福をお祈りします」『獨協大学ニュース』第440号、2017年4月、p. 6。
  3. ^ a b 原 和也「石井 敏先生からの恩恵」『多文化関係学会ニュースレター』第31号、2017年6月、p. 11。
  4. ^ 石井 敏「これからの外国語教育の道―コミュニケーション論の視点から」天野一夫教授喜寿記念論文集編集委員会『英語の研究と教育―天野一夫教授喜寿記念論文集』桐原書店、1981年、pp. 3-13。
  5. ^ 石井 敏「海外論考探訪(47)米国のスピーチ・コミュニケーション教育」『英語教育』第31巻第5号、1982年8月、p. 79。
  6. ^ 石井 敏「海外論考探訪(48)アメリカの異文化間コミュニケーション教育」『英語教育』第31巻第6号、1982年9月、p. 87。
  7. ^ Satoshi Ishii, “A Western Contention for Asia-Centered Communication Scholarship Paradigms: A Commentary on Gordon’s Paper,” Journal of Multicultural Discourses, Vol. 2, No. 2, 2007, pp. 113-114.
  8. ^ Satoshi Ishii, “Oral Business Communication across the Pacific: An Implication for Japanese and American Scholars,” Speech Education: Journal of the Communication Association of the Pacific-Japan, Vol. 12, Spring 1985, pp. 56-62.
  9. ^ Satoshi Ishii, “Ten Keys to the Japanese Cultural Mind in Communication Context,” Public Lecture, Campus Center, University of Hawaii at Hilo, January 11, 2007.
  10. ^ Satoshi Ishii, “Humanistic Sources of Japanese Competitive Behavior: Some Potential Directions for American Business,” Otsuma Review, No. 22, June 1989, pp. 54-64.
  11. ^ 石井 敏「日本における異文化コミュニケーション研究・教育―歴史、現状、そして展望と課題」石井 敏・久米昭元編『異文化コミュニケーション事典』春風社、2013年、pp. xix-xxx。
  12. ^ 石井 敏「日本のコミュニケーション研究・教育の促進に必要な新興課題」『ヒューマン・コミュニケーション研究』(日本コミュニケーション学会誌)第41号、2013年3月、pp. 109-117。
  13. ^ Satoshi Ishii, “Intercultural Communication: The State of the Art,” The Language Teacher, Vol. 12, No. 5, May 1988, pp. 13-15, 20.
  14. ^ Satoshi Ishii and Donald W. Klopf, “Communicating in a Multicultural Society,” Dokkyo International Review, No. 13, 2000, pp. 191-204.
  15. ^ 石井 敏/ドナルド・クロフ「日米のコミュニケーション習慣の比較文化的研究」『上廣倫理財団研究助成報告論文集』第4集、1993年5月、pp. 1-31。
  16. ^ Donald W. Klopf and Satoshi Ishii, “Comparative Studies of Japanese Communication Practices,” Human Communication Studies: Journal of the Communication Association of Japan, Vol. 19, 1991, pp. 57-76.
  17. ^ Donald W. Klopf, Satoshi Ishii, and Ronald Cambra, “Japanese Apprehensive in Oral Encounters: National Traits Compared with Those of Americans,” The Japan Times, June 22, 1978, p. L4.
  18. ^ Donald W. Klopf, Satoshi Ishii, and Ronald Cambra, “How Communicative Are the Japanese?,” The Hawaii Times, July 6, 1978, pp. 1-2.
  19. ^ 石井 敏「ことばの文化摩擦をとらえるもうひとつの視点―異文化コミュニケーションの視点から」『月刊日本語』第6巻第11号、1993年11月、pp. 16-19。
  20. ^ Satoshi Ishii, “Characteristics of Japanese Nonverbal Communicative Behavior,” Communication: Journal of the Communication Association of the Pacific, Vol. 2, No. 3, November 1973, pp. 43-60.
  21. ^ Satoshi Ishii, “Characteristics of Japanese Nonverbal Communicative Behavior,” in Oral Interaction between Members of Different Cultures: Japan and the USA (Occasional Papers in Speech, Vol. 2), Honolulu, HI: Department of Speech, University of Hawaii, January 1975, pp. 163-180.
  22. ^ Satoshi Ishii, “Japanese Nonverbal Communicative Signs: A Cross-Cultural Survey,” in Oral Interaction between Members of Different Cultures: Japan and the USA (Occasional Papers in Speech, Vol. 2), Honolulu, HI: Department of Speech, University of Hawaii, January 1975, pp. 215-232.
  23. ^ 石井 敏「異文化間コミュニケーション能力とは何か?―構造と構成要素のモデル化の試み」『獨協大学外国語教育研究』第19号、2001年、pp. 97-116。
  24. ^ Satoshi Ishii, “Intercultural Communicative Competence: Rationale of a Conceptual Framework,” JACET Bulletin, No. 15, September 1984, pp. 115-132.
  25. ^ 石井 敏「異文化から見た日本的コミュニケーションの類型―日本人のレトリックの源流としての説教」岡部朗一編『日本コミュニケーション研究者会議Proceedings』第2号、南山大学、1990年、pp. 17-29。
  26. ^ 石井 敏「異文化コミュニケーション理論化への一試論―日本文化を背景として」神田外語大学異文化コミュニケーション研究所編『第7回異文研夏期セミナーProceedings』神田外語大学異文化コミュニケーション研究所、1998年、pp. 35-46。
  27. ^ 石井 敏「縁の人間関係システム理論の構築」石井 敏・久米昭元・遠山 淳編『異文化コミュニケーションの理論―新しいパラダイムを求めて』有斐閣、2001年、pp. 163-176。
  28. ^ 石井 敏「日本人の遠慮と察しのコミュニケーション」古田 暁監修『異文化コミュニケーション―新・国際人への条件』(改訂版)有斐閣、1996年、pp. 125-128。
  29. ^ Satoshi Ishii, “The Enryo-Sasshi Communication Model,” Donald W. Klopf, Intercultural Encounters: The Fundamentals of Intercultural Communication (4th Ed.), Englewood, CO: Morton, 1998, pp. 25-26.
  30. ^ 石井 敏「人間と人間、人間と自然、人間と超自然の異文化コミュニケーション―新しい研究分野の開拓をめざして」『異文化コミュニケーション論集』第6号、2008年3月、pp. 13-14。
  31. ^ Satoshi Ishii, “Tasks for Intercultural Communication Researchers in the Asia-Pacific Region in the 21st Century,” Dokkyo International Review, No. 10, 1997, pp. 320-321.
  32. ^ 石井 敏「異文化間コミュニケーションの必要性」『自治体国際化フォーラム』(自治体国際化協会)第9号、1990年7月、pp. 26-28。
  33. ^ 石井 敏「異文化間コミュニケーションの指導」『中等教育資料』(文部科学省)第35巻第15号、1986年12月、pp. 16-21。
  34. ^ 石井 敏「異文化間の理解を目指す教育の考え方と進め方」『中等教育資料』(文部科学省)第41巻第2号、1992年2月、pp. 20-25。
  35. ^ 石井 敏「異文化理解の必要性と基本的考え方」『国際文化研修』(全国市町村国際文化研修所)第1号第2巻、1994年1月、pp. 12-16。
  36. ^ 石井 敏「異文化間コミュニケーションとは―在日留学生との関連で」『留学交流』(日本国際教育協会)第4巻第1号、1992年1月、pp. 2-5。
  37. ^ 杉崎 綾「自国の文化に理解と誇りを―英語学科教授 石井 敏先生」『獨協大学ニュース』第250号、1995年11月、p. 2。
  38. ^ 石井 敏「異文化コミュニケーション論から見た英語学習・教育の問題」隈部直光教授古稀記念論集編集委員会編『21世紀の英語教育への提言と指針』開拓社、2002年、pp. 95-102。
  39. ^ 石井 敏「日本人と英語の関係―過去と現在と未来」津田幸男編『日本人と英語―英語化する日本の学際的研究』(日文研叢書14)国際日本文化研究センター、1998年、pp. 33-44。
  40. ^ 石井 敏「コミュニケーションを成立させる条件」『英語教育』第44巻第7号、1995年9月、pp. 11-13。
  41. ^ 石井 敏「コミュニケーション論から見た英語教育の問題点」『現代英語教育』第31巻第4号、1994年7月、pp. 46-49。
  42. ^ Satoshi Ishii, “TEFL in Japan: From Grammar‐Translation to International/Intercultural Communication,” Text and Performance Quarterly, Vol. 10, No. 4, October 1990, pp. 316-317.
  43. ^ Satoshi Ishii, “Developing Intercultural Communication Competence in the High School English Classroom,” in Proceedings of the 10th Conference of the Kanto District High School English Educational Council, Yokohama, Japan, November 21-22, 1996, Kanagawa, Japan: Kanto District High School English Educational Council, 1997, p. 26.

関連項目

外部リンク

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