知多半島道路(ちたはんとうどうろ、英語: CHITAHANTO ROAD[1])は、愛知県名古屋市緑区から同県半田市に至る自動車専用道路。愛知道路コンセッションが管理する[2]一般有料道路である。
高速道路ナンバリングによる路線番号は、大高インターチェンジ (IC) - 半田中央ジャンクション (JCT) 間が知多横断道路・中部国際空港連絡道路ともに「E87」が割り振られている[3]。
概要
地域高規格道路知多中央道路、愛知県道55号名古屋半田線の一部で、通称「知多中央道」の名称で呼ばれることもある。1970年(昭和45年)7月15日、日本道路公団により供用開始。1983年(昭和58年)6月1日に愛知県道路公社に事業譲渡された。
開業当初は全線2車線(片側1車線)であったが、用地は4車線分確保されていた。日本道路公団時代は、わずかに大府ICと阿久比IC間の一部が、登坂車線を兼ねる形で片側2車線になっていただけで、海水浴シーズンの夏季は大渋滞していた。愛知県道路公社に事業譲渡されてから、全線4車線に拡幅され、渋滞は大幅に改善された。セントレアライン・南知多道路とともに、全区間ETC利用可能。ETC導入時は、南知多道路の末端区間のみETCが利用できなかった。
かつては半田IC付近に本線料金所があり南知多道路と区分されていたが、現在は廃止され一本の道路として運用されている。
知多半島道路のパーキングエリア (PA) は、阿久比PA(半田方面のみ)と大府PAの2か所存在する。2018年7月にリニューアルオープンした。建物の設計・デザインは隈研吾の監修で、施設愛称は大府PAが華の種、阿久比PAが大地の種、両施設合わせて愛知多の種(あいちたのたね)。ショップ・レストランの運営は三重県にあるアクアイグニスが行っている。2022年5月には大府PAの半田方面エリアもオープンした。こちらは海の種という愛称が付けられている。
料金徴収期間は、1970年7月15日から2046年3月31日[4]。
歴史
インターチェンジなど
- IC番号欄の背景色が■である部分については道路が供用済みの区間を示している。また、施設名欄の背景色が■である部分は施設が供用されていないか、廃止されたことを示す。
- 略字は、ICはインターチェンジ、JCTはジャンクション、TBは本線料金所、PAはパーキングエリアをそれぞれ示す。
- IC番号は付けられておらず、IC番号に当たる位置にはインター名が記載されている。案内標識は高速自動車国道と同じ緑色のものが使われている[13]。
通過する自治体
交通量
24時間交通量(台) 道路交通センサス
区間 |
平成17(2005)年度 |
平成22(2010)年度 |
平成27(2015)年度
|
大高IC -大府西IC |
58,613 |
55,316 |
62,852
|
大府西IC - 大府東海IC |
58,613 |
53,571 |
58,146
|
大府東海IC - 東浦知多IC |
56,114 |
51,332 |
56,193
|
東浦知多IC - 阿久比IC |
50,765 |
44,757 |
49,968
|
阿久比IC - 半田中央IC/JCT |
50,765 |
36,288 |
41,259
|
半田中央IC/JCT - 半田IC |
23,679 |
21,402 |
23,313
|
(出典:「平成22年度道路交通センサス」・「平成27年度全国道路・街路交通情勢調査」(国土交通省ホームページ)より一部データを抜粋して作成)
脚注
関連項目
外部リンク