川崎区の北西部に位置し、北は多摩川に臨む。北東は鈴木町、南は国道409号を挟み大師駅前2丁目・伊勢町・旭町2丁目・富士見、西は旭町1丁目に接する。町の北部を東西に京急大師線が走り、西部に港町駅が設けられている。駅の北側には東京電力久根崎変電所と日本コロムビア川崎事業所があった[6]が、その跡地は超高層マンション「リヴァリエ」となっている。美空ひばりの楽曲「港町十三番地」はこの地をイメージしているとされ、2012年には港町駅に記念碑が建てられた[7]。昭和初期に、多摩川から川崎市を横断する運河の計画が立てられた。運河建設は中止になったが、川崎河港水門がその名残をとどめる。水門の西側には、味の素川崎事業所の施設の一部が位置する。町の南部には東芝鋼管(現在の日鉄鋼管)の本社・工場があったが、現在はイトーヨーカドー川崎店やヤマダデンキ・BOOKOFF SUPER BAZAAR 409号川崎港町店からなる「ミナトマチプラザ」となっている[8]。町の西端から鈴木町南部、大師駅前2丁目にかけてはメルシャン川崎工場があった[9]が2003年に閉鎖され、跡地のうち港町にかかる部分はマンションとなっている。