渡辺淳 (俳優)
渡辺 淳(わたなべ じゅん、1982年6月21日[1][2][3] - )は、日本のスーツアクター、俳優、アクション監督。
兵庫県出身[1][2][3]。所属事務所はジャパンアクションエンタープライズ[3]。
略歴
ジャパンアクションエンタープライズ32期生[1]。中学生時代にブルース・リーやジャッキー・チェンの映画を見てアクションの道を志し、高校時代に俳優をやっていた友人を通じてJAEの存在を知り、入門した[1]。同期には永徳がいる[1]。
主に仮面ライダーシリーズ、スーパー戦隊シリーズのスーツアクターとして活躍している[1]。2002年に『仮面ライダー龍騎』へ補助として参加し、2003年の『仮面ライダー555』で怪人役のスーツアクターを担当した[1]。2004年以前は敵キャラを演じていたが、2005年の『仮面ライダー響鬼』の仮面ライダー轟鬼役で初めてヒーロー役を演じ[3]、敵幹部役も多く担当[1]。2012年の『仮面ライダーウィザード』で仮面ライダービーストを演じて以降は2号ライダーを演じることが多くなった。スーパー戦隊シリーズには2007年から参加するようになった[1]。
2010年代に入るとスーツアクターとしての活動の傍らアクション演出にも関わるようになり、2019年の『仮面ライダーゼロワン』では出演せず、初めて特撮テレビドラマのアクション監督を務め[4][3]、『仮面ライダーリバイス』まで令和仮面ライダーのアクション監督を務め、2023年の『王様戦隊キングオージャー』でスーパー戦隊シリーズのアクション監督に初めて起用される。
人物
- 趣味・特技は、ダンスとギター[6]。
- 3児の父親で、次男は『仮面ライダー電王』(出演当時2ヶ月)や『仮面ライダービルド』に出演した。
- アクション演出にあたっては、プレイヤーが覚える時間を配慮して撮影前のロケハンに同行してプランを立てており、さらに本編監督にもイメージが伝えやすいようビデオコンテを作成するなどしている[2]。またCG合成を含めた演出ではアニメ作品も参考にしており、『ゼロワン』では『ドラゴンボール』をイメージした演出も行っている[2]。
出演
テレビドラマ(出演)
特撮テレビドラマ(出演)
テレビスペシャル(出演)
バラエティ(出演)
映画(出演)
- 仮面ライダーシリーズ
- スーパー戦隊シリーズ
- スーパーヒーロー大戦シリーズ
- 座頭市(2003年)
- ROCKERS(2003年) - カメラマン / 跳ねる観客 役
- エイトレンジャー∞(2012年) - シルバー吹き替え
オリジナルビデオ(出演)
ネットムービー(出演)
Webアニメ
舞台(出演)
- KOKAMI@network vol.9『僕たちの好きだった革命』(2007年2月28日 - 3月11日、シアターアプル 他)
CM(出演)
PV(出演)
ゲーム(出演)
イベント(出演)
- JAE SEED「Christmas Party」(2010年)
- メガホビEXPO「等身大ポスター発売記念:トークLIVE」(2010年)ゲスト
- 第三回聖地!大泉まつり「トークショー」(2010年)MC・ゲスト
- JAE NAKED LIVE「がんばろう 日本!」(2011年)
- JAE "春"プレミアムイベント ~Jump Up!~(2016年)
スタッフ
テレビドラマ(スタッフ)
特撮テレビドラマ(スタッフ)
映画(スタッフ)
オリジナルビデオ(スタッフ)
Web配信ドラマ(スタッフ)
舞台(スタッフ)
- LIVE ACT BLAZBLUE(2014年3月6日 - 9日、銀河劇場)殺陣
脚注
注釈
- ^ a b c d 「渡邊淳」名義での出演。
- ^ カブト共闘時。
- ^ 第18話までは「渡邊淳」名義での出演。
- ^ ノブナガゴースト[32]、ツタンカーメンゴースト[32]。
- ^ 『ゴースト』テレビシリーズでは渡辺がスペクター、永徳がネクロムを演じていたが、本作品のブレイブとスペクターの共闘シーンでは渡辺が前者、永徳が後者を、スナイプとネクロムの共闘シーンでは永徳が前者、渡辺が後者を演じている[31]。
- ^ a b 永徳と共同で担当。
- ^ 第二章のみ[80]。
出典
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- ^ a b c d 「[インタビュー]渡辺淳」『宇宙船』vol.168(SPRING 2020.春)、ホビージャパン、2020年4月1日、40-41頁、ISBN 978-4-7986-2182-1。
- ^ a b c d e AVB 2020, pp. 50–51, 「アクション監督・渡辺淳×スーツアクター・高岩成二×永徳」
- ^ a b “スタッフ|仮面ライダーゼロワン”. テレビ朝日. 2020年7月29日閲覧。
- ^ “渡辺淳 – JAPAN ACTION ENTERPRISE”. 2022年2月8日閲覧。
- ^ JAE出演者情報2002年12月のサイト(2006年12月1日時点のアーカイブ)
- ^ a b c JAE出演者情報2003年7月のサイト(2006年12月01日時点のアーカイブ)
- ^ JAE出演者情報2003年9月のサイト(2006年12月01日時点のアーカイブ)
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab 公式プロフィールより。
- ^ 仮面俳優列伝 2014, pp. 5–22, 「第1章 Mr.平成ライダー&Mr.レッドの軌跡 01 高岩成二」(東映ヒーローMAX vol.27・28掲載)
- ^ DVD『仮面ライダーディケイド』VOL.3 特典映像「仮面ライダー座談会 555・アギト編」
- ^ 東映HM60 2019, pp. 106–112, 「東映ヒーロー仮面俳優列伝 PREMIUM 高岩成二」
- ^ 『仮面ライダーW RETURNS 公式読本 W RETURNS』より[要ページ番号]。
- ^ a b 公式解体新書 2010, pp. 84–87
- ^ 『仮面ライダーオーズ/OOOキャラクターブック VOL.2 Happy Birthday......』。 [要ページ番号]
- ^ a b 『東映ヒーローMAX』VOL.44、42-46頁
- ^ 村瀬直志(編)「[インタビュー]久保田悠未」『宇宙船』vol.142、ホビージャパン、2013年10月1日、43頁、ISBN 978-4-7986-0694-1。
- ^ a b 杉田篤彦「ディテール・オブ・ヒーローズ 特別編 第24回」『宇宙船』vol.143、ホビージャパン、2013年12月28日、12 - 29頁、ISBN 978-4-7986-0727-6。
- ^ a b 鎧武公式完全読本 2014, pp. 86–87, 「GAIM SUIT-ACTOR'S TALK 02 永徳×渡辺淳×佐藤太輔」
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- ^ “ジャパンアクションエンタープライズ|出演情報|劇場短編 仮面ライダーセイバー 不死鳥の剣士と破滅の本”. ジャパンアクションエンタープライズ (2020年11月24日). 2020年11月24日閲覧。
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- ^ “映画『王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン』キャスト・登場人物・出演者一覧”. ORICON NEWS. (2023年7月24日). https://www.oricon.co.jp/special/64142/ 2023年8月13日閲覧。
- ^ “アクション・スタントならJAE 株式会社ジャパンアクションエンタープライズ”. web.archive.org (2018年3月2日). 2021年10月16日閲覧。
- ^ GeminiJun621のツイート(1146397812931747840)
- ^ GeminiJun621のツイート(1112309259776086016)
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- ^ GeminiJun621のツイート(1715354384815816713)
参考文献
外部リンク
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