権太坂

権太坂
町丁
神奈川県立光陵高等学校
地図北緯35度26分17秒 東経139度34分14秒 / 北緯35.438119度 東経139.570569度 / 35.438119; 139.570569
日本の旗 日本
都道府県 神奈川県の旗 神奈川
市町村 横浜市
行政区 保土ケ谷区
人口情報2023年(令和5年)4月30日現在[1]
 人口 8,715 人
 世帯数 3,936 世帯
面積[2]
  0.715 km²
人口密度 12188.81 人/km²
設置日 1940年昭和15年)11月1日
郵便番号 240-0026[3]
市外局番 045(横浜MA[4]
ナンバープレート 横浜
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神奈川県の旗 ウィキポータル 神奈川県
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権太坂(ごんたさか/ごんたざか[5]英語: Gonta Slope)は、神奈川県横浜市保土ケ谷区にある旧東海道の名称、また保土ケ谷区にある町名の一つである。現行行政地名は権太坂一丁目から権太坂三丁目で、住居表示実施済み区域[6]。旧東海道を東京から西へ向かう際、最初の急勾配として知られる。権太坂(一番坂・二番坂)、焼餅坂、品濃坂と坂道が続き、旅の難所であった。

年始に行われる箱根駅伝では、旧東海道の権太坂は通らないが、付近の国道1号の坂を権太坂と称し、往路2区の難所として位置づけられている。律令国制における武蔵国相模国の境界でもあった。

地理

地名としての権太坂は、横浜市保土ヶ谷区の南西部に位置し、北から順に一丁目から三丁目に分かれている。一丁目は丘陵を開発した宅地が整然と並ぶ。三丁目は国道1号沿いに商業施設もみられ、その内側に住宅地が広がっている。

地価

住宅地の地価は2023年令和5年)1月1日に公表された公示地価によれば権太坂3-5-23の地点で17万3000円/m2となっている[7]

面積

面積は以下の通りである[2]

丁目 面積(km2
権太坂一丁目 0.338
権太坂二丁目 0.177
権太坂三丁目 0.200
0.715

歴史

名称の由来

現地には横浜市教育委員会による説明板が設置されており、『新編武蔵風土記稿』にある記述として、「旅人が耳の遠い老人に坂の名を尋ねたところ、自分の名を聞かれたと思った老人が「権太」と答えた」のが由来であるとしている。また一説に、坂の改修工事を手がけた藤田権左衛門の名にちなむともいう。

沿革

坂の沿革
  • 1659年10月1日万治2年8月15日):藤田権左衛門が鍬入れした日。代官藤原の指図により二番坂より下側を建設する。
  • 1660年(万治3年):完成。
町の沿革
  • 1940年昭和15年)11月1日:保土ケ谷町字新開野、和倉など20の字の区域をもって新設。
  • 1981年(昭和56年)7月13日:住居表示の実施により、権太坂一丁目から三丁目を設置[8]

世帯数と人口

2023年(令和5年)4月30日現在(横浜市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]

丁目 世帯数 人口
権太坂一丁目 1,454世帯 3,165人
権太坂二丁目 835世帯 1,963人
権太坂三丁目 1,647世帯 3,587人
3,936世帯 8,715人

人口の変遷

国勢調査による人口の推移。

人口推移
人口
1995年(平成7年)[9]
8,166
2000年(平成12年)[10]
8,243
2005年(平成17年)[11]
8,497
2010年(平成22年)[12]
8,713
2015年(平成27年)[13]
8,522
2020年(令和2年)[14]
8,276

世帯数の変遷

国勢調査による世帯数の推移。

世帯数推移
世帯数
1995年(平成7年)[9]
2,896
2000年(平成12年)[10]
2,983
2005年(平成17年)[11]
3,148
2010年(平成22年)[12]
3,372
2015年(平成27年)[13]
3,372
2020年(令和2年)[14]
3,461

学区

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2021年8月時点)[15]

丁目 番地 小学校 中学校
権太坂一丁目 1〜46番 横浜市立権太坂小学校 横浜市立境木中学校
47〜53番 横浜市立境木小学校
権太坂二丁目 22〜26番
1〜21番 横浜市立権太坂小学校
権太坂三丁目 1番〜8番20号
9〜16番
8番21〜34号
17〜34番
横浜市立境木小学校

事業所

2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[16]

丁目 事業所数 従業員数
権太坂一丁目 45事業所 405人
権太坂二丁目 33事業所 269人
権太坂三丁目 36事業所 657人
114事業所 1,331人

事業者数の変遷

経済センサスによる事業所数の推移。

事業者数推移
事業者数
2016年(平成28年)[17]
117
2021年(令和3年)[16]
114

従業員数の変遷

経済センサスによる従業員数の推移。

従業員数推移
従業員数
2016年(平成28年)[17]
996
2021年(令和3年)[16]
1,331

周辺

(坂の下から)

(旧東海道沿線以外)

その他

日本郵便

警察

町内の警察の管轄区域は以下の通りである[19]

丁目 番・番地等 警察署 交番・駐在所
権太坂一丁目 全域 保土ケ谷警察署 元町橋交番
権太坂二丁目 全域
権太坂三丁目 全域

脚注

  1. ^ a b 令和5(2023)年 町丁別人口(住民基本台帳による)町丁別人口_令和5年4月” (XLSX). 横浜市 (2023年5月10日). 2023年5月15日閲覧。 “(ファイル元のページ)(CC-BY-4.0)
  2. ^ a b 横浜市町区域要覧、1 - 26頁
  3. ^ a b 権太坂の郵便番号”. 日本郵便. 2021年8月11日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
  5. ^ 横浜市の町名一覧”. 横浜市. 2021年1月4日閲覧。
  6. ^ 住居表示実施町名一覧 (令和2年10月19日現在)”. 横浜市 (2020年10月29日). 2021年8月28日閲覧。
  7. ^ 国土交通省地価公示・都道府県地価調査”. 国土交通省. 2023年6月4日閲覧。
  8. ^ 横浜市町区域要覧、3 - 117頁
  9. ^ a b 平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
  10. ^ a b 平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
  11. ^ a b 平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
  12. ^ a b 平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
  13. ^ a b 平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
  14. ^ a b 令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年2月20日閲覧。
  15. ^ 小・中学校等の通学区域一覧(通学規則 別表)”. 横浜市 (2021年8月5日). 2021年8月8日閲覧。
  16. ^ a b c 経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
  17. ^ a b 経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
  18. ^ 郵便番号簿 2020年度版” (PDF). 日本郵便. 2021年8月7日閲覧。
  19. ^ 交番案内”. 保土ケ谷警察署. 2021年11月23日閲覧。

関連文献

関連項目

外部リンク