榊󠄀原 紘(さかきばら ひろ、1992年 - )は、日本の歌人。
経歴
1992年、愛知県三河地方生まれ[1]。2012年、奈良女子大学在学中に京大短歌に入会[1]。2015年、未来短歌会黒瀬珂瀾選歌欄に入会(のち退会)[1]。同年、「奈良女短歌」の創刊編集人となる[2]。
2019年、同人誌「遠泳」創刊に参加[3]。同年、「悪友」50首で第2回笹井宏之賞大賞を受賞[4]。2020年、「生前」30首で第31回歌壇賞次席[5]。同年、第一歌集『悪友』を刊行(2021年に3刷)。
2021年、第二歌集『セーブデータ』(私家版)を刊行。
2023年、第二歌集『koro』、短歌入門書『推しと短歌』を刊行(2024年5刷)。
株式会社Unicocoでオンライン講座の講師を務める。
短詩集団「砕氷船」の一員。
著書
歌集
入門書
同人誌
- 『遠泳』、創刊号・2号
- 『短歌の世』
- 『面影』、2024年3月
- 短詩集団「砕氷船」『詩ⅠA』、2024年5月
個人誌
- 『それは、とても広いテーブル』、2022年1月
- 『スパンコール』、2023年8月
雑誌掲載
総合誌
- 短歌連作「幽霊とスノードーム」(20首)- 短歌ムック「ねむらない樹」vol.5、書肆侃侃房、2020年
- 書評(朽木祐『鴉と戦争』)「痛みを隠さない」- 『短歌研究』2020年11月号、短歌研究社
- 短歌連作「水際」(20首)- 『短歌研究』2021年1月号、短歌研究社
- 短歌連作「目の敵」(12首)- 『歌壇』2021年8月号、本阿弥書店
- 短歌連作「Geschichte」(10首)- 『短歌研究』2021年8月号(水原紫苑責任編集号)、短歌研究社
- 自選10首など - 『現代短歌』2021年9月号、現代短歌社
- 評「しずかな歌たち」 - 短歌ムック「ねむらない樹」vol.8、書肆侃侃房、2022年2月
- 書評(渡辺松男『寒気氾濫』)「半身」 - 『歌壇』2022年4月号、本阿弥書店
- エッセイ「短歌という鋳型――「推し」を歌にする」 - 『文學界』2022年5月号、文藝春秋
- 短歌連作「謀反」(12首) - 『歌壇』2022年8月号、本阿弥書店
- 書評(小林久美子『小さな径の画』)「似て非なる双子」- 『歌壇』2023年5月号、本阿弥書店
- 短歌連作「悪い影響」(10首)- 『短歌研究』2023年7月号、短歌研究社
- 短歌連作「筋金入り」(7首) - 『文藝春秋』11月号
- 短歌連作「最愛」(12首)- 『歌壇』2023年11月号、本阿弥書店
- 10首連作「手塩」、『短歌研究』2024年2月号
- 「特集 榊原紘」、『ねむらない樹』vol.11、2024年
- 5首連作「総なめ」、『短歌研究』2024年5・6月合併号
- 大歌会に参加 - 『文學界』2024年9月号、文藝春秋
その他
- 短歌連作「TAKEOUT ONLY」(8首)- 朝日新聞「歩き出す言葉たち」、2020年8月19日
- 書評(石川美南『砂の降る教室』) - 「図書新聞」2020年11月7日号
- 1首評など - 「ぬばたま」第6号 、2021年11月
- 1首 - 『ほんのひとさじvol.17』、書肆侃侃房、2021年11月
脚注
注釈
出典
外部リンク