月寒駅(つきさっぷえき)は、かつて北海道札幌市白石区栄通にあった日本国有鉄道(国鉄)千歳線(末期は函館本線貨物支線)の駅(廃駅)である。事務管理コードは▲131402[2]。
概要
北海道鉄道札幌線の開業時に開駅した。場所自体は旧白石村にあったが、駅舎は旧豊平町月寒の側に建てられた。1944年(昭和19年)頃、軍司令部や豊平町議会は「つきさっぷ」という読み方を「つきさむ」へ変更したが、国有鉄道は「つきさっぷ」の名を変えなかった。
千歳線の新線付け替え時に旅客営業を廃止しているが、東札幌駅 - 当駅間は函館本線貨物支線(白石駅 - 月寒駅)に編入され、1965年(昭和40年)完成のアサヒビール北海道工場からの貨物積み出し用の貨物駅として1976年(昭和51年)の廃止まで用いられた。
なお、1964年(昭和39年)当時、1日約1,000人[3]の利用があったという。
歴史
駅周辺
- 旅客扱い廃止後も「月寒駅前(つきさむえきまえ)」のままで、白石駅前との間の路線は代替バスとされていた[注釈 3]。駅の廃止後は、「月寒中学校前」を経て、現在の名称に変更。
跡地
駅の跡地には、一部に1982年(昭和57年)1月18日に札幌市白石老人福祉センターが開館したほか[4]、アサヒビール北海道工場の物流センターが建てられている。東北通から駅舎に至る道路は現存し、その道路が物流センターに突き当ったところに駅があったことの記念碑が建っている。
隣の駅
- 日本国有鉄道
- 千歳線(旧線)
- 東札幌駅 - 月寒駅 - 大谷地駅
脚注
注釈
- ^ この日、旧線から新線への切り替え工事が行われる前に通過した旅客列車では乗降が取り扱われている。
- ^ 翌日から、東札幌-月寒間にある丸亀(環状線を横断)、横町通り(東札幌1条3丁目。米里行啓通を横断)、三十三号線(東札幌1条4丁目)、連隊通り、南郷(月寒駅構内)の各踏切については一時停止義務は撤廃されたが、伊原街道(南郷通を横断)ほか2ヵ所の踏切は東札幌駅構内のため継続された。
- ^ 新線切り替え時に配布されていた国鉄北海道総局からの「お知らせ」による。
出典
関連項目
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小樽 - 札幌 ■ | |
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札幌 - 旭川 ■ | |
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*打消線は廃駅・廃信号場 |
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■支線(空港線) | |
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旧線(1973年廃止)※ | |
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※旧線は廃止後東札幌 - 月寒間が函館本線貨物支線に編入(1976年に当該区間廃止) |