一般社団法人日本善行会(にほんぜんこうかい)は、主にボランティア活動等の支援や推進、表彰事業を実施している団体。元内閣府所管。
概要
日本善行会の表彰制度
- 春季善行表彰 - 青少年善行表彰、緊急時貢献表彰、国際貢献表彰及び外国人善行表彰[4]
- 秋季善行表彰 - 成人善行表彰(善行銅章表彰)[4]
- 特別表彰 - 善行金章表彰・善行銀章表彰[4]
※主な表彰記章に、善行金章、善行銀章、善行銅章、善行章がある。
支部の推薦により、表彰が決定される。
事業目的
- 善行をたたえて表彰すること[2]
- 善行活動を実践すること 春の交通安全折鶴運動、秋の交通安全折鶴運動、福祉施設等での芸能奉仕活動等[2]
- 善行精神の高揚を図ること[2]
- 機関紙の発行による広報・啓発活動 毎月1日機関紙「明るいニュースの発行」[2]
沿革
- 1937年(昭和12年)5月7日 - 初代理事長・伊藤辰男により設立
- 1939年(昭和14年)4月 - 公爵・一条実孝が初代会長に就任
- 1949年(昭和24年)8月 - 社団法人組織となる。東京都知事・安井誠一郎が会長に就任
- 1961年(昭和36年)8月 - 東京都知事・東龍太郎が会長に就任
- 1965年(昭和40年)4月 - 総理府所管となる。日本商工会議所会頭・足立正が会長に就任
- 1972年(昭和47年)10月 - 日本赤十字社社長・東龍太郎が会長に再任
- 1973年(昭和48年)1月 - 社団法人日本善行会と改称
- 1983年(昭和58年)7月 - 日本赤十字社社長・林敬三が会長に就任
- 1990年(平成2年)7月 - 東京都知事・鈴木俊一が会長に就任
- 2001年(平成13年)1月 - 内閣府所管となる
- 2004年(平成16年)7月 - 川村皓章が会長に就任
- 2012年(平成24年)11月 - 藤田耕三が会長に就任
- 2014年(平成26年)4月1日 - 一般社団法人日本善行会と改称
- 2018年(平成30年)3月20日 - 勝野堅介が会長に就任
以上は、公式サイトの概要ページに基づく[2]。
活動内容
戦前に設立された当初は、善行青少年の表彰、善行児童の実話集、機関誌「まこと」の発行、清掃美化、働く女性を対象とした人づくり活動などを実施していた[2]。
戦後間もない時点では、青少年の健全化を目標に掲げ、無駄遣いをなくす運動、清掃美化活動、ヒロポン追放、こども銀行、善行作文、各種標語の募集、英会話、しつけの研究会、巡回子ども会などを行った[2]。
1951年(昭和26年)頃は、善行表彰の他に、無駄をなくす運動、清掃美化活動、蚊と蠅をなくす運動、花いっぱい運動、親切運動、感謝運動、自然と文化財を守る運動、愛の折鶴運動などを展開した[2]。
1967年(昭和42年)4月、青少年健全育成活動を強化し、千葉県銚子市に青少年研修所を設置(1980年9月に閉鎖)[2]。
1976年(昭和51年)10月、福祉増進活動の強化に伴い、芸能奉仕グループを結成し、社会福祉施設等への慰問活動を始めた[2]。
1998年(平成10年)4月、芸能奉仕グループを「善行芸能・福祉奉仕団」として会の正式な機関に位置づけた[2]。
2001年(平成13年)1月、21世紀に入ったのを契機として、善行表彰を通常表彰と特別表彰に改めて実施[2]。
脚注
関連項目
外部リンク