摩周岳(ましゅうだけ)は、北海道釧路総合振興局弟子屈町にある標高857mの山。カルデラ湖である摩周湖の外輪山の最高峰で湖面標高は502m。
概要
神秘的な摩周湖と共にカムイヌプリ「神の山」[2]として奉られてきた。
アイヌ語のマシウには諸説があるが、「鍋のような湖に影が泳ぐように見える」[3]を意味する。
摩周岳は摩周火山を構成する火山の一つで大きな火口を持ち、摩周カルデラが形成された後の火山活動で形成された[1]。最新の活動は約4,000年前以降[1]。
第一展望台からは垂直近くに切り立った火口壁を望見できる。山頂から火口底(海抜375m[4])までの落差は482mに及ぶ。
登山ルート
第一展望台から南側の外輪山を半周近く経由して、西別岳の分岐より急峻な摩周岳の火口壁を辿って頂上[3][4]に至る。
近隣の山
脚注
- ^ a b c d e 日本の火山: 摩周 - 産業技術総合研究所 地質調査総合センター
- ^ 『山溪カラー名鑑 日本の山1000』山と溪谷社、1992年
- ^ a b 梅沢俊、菅原靖彦『北海道夏山ガイド6 道東・道北・増毛の山々』北海道新聞社、1993年
- ^ a b Jマップシリーズ50『阿寒岳・摩周湖』DGSコンピュータ社、2005年
関連項目
外部リンク
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