『女戦士エフェラ&ジリオラ』(おんなせんしエフェラ アンド ジリオラ)は、ひかわ玲子による日本のファンタジー小説作品。1988年12月から1992年まで大陸書房から大陸ノベルス8巻と大陸ネオファンタジー文庫6巻が発行されている。92年8月の大陸書房倒産により講談社の講談社X文庫ホワイトハートへ移籍し、加筆修正や新たな短編小説を収録。2008年以降幻冬舎コミックスより幻狼ファンタジアノベルス8巻が発行された。
シリーズ名は、大陸ノベルスでは女戦士エフェラ&ジリオラシリーズ
[1]と、大陸ネオファンタジー文庫では女戦士エフェ&ジーラ
[2]と、それぞれなっている。
あらすじ
元魔道士エフェラと衰退したムアール帝国の皇女ジリオラの二人は傭兵となり、依頼を受け事件を解決したりトラブルに巻き込まれたりしながら 戦乱の炎くすぶるハラーマ大陸各地を旅していた。
登場人物
- エフェラ
- 現実的な性格を持つ青い髪の美少女。風の月・風の日・風の時に生まれた。
- 貧しい家に産まれ、幼い頃に魔道士ギルドに引き取られたものの、目くらましの術と幽体離脱(リダレーン)以外には魔法の力が開化せず、落ちこぼれであった。
- 六巻[注釈 1]の最後で偉大な力に目覚めるが、七巻[注釈 2]で貴族の男に強姦されて妊娠する。その貴族の男は戦争に負けて死亡。七巻の最後で出産する。
- ジリオラ
- ムアール帝国の後継者で、黒い髪の美少女。水の月・水の日・水の時に生まれた。
- オカレスク皇家の最後の血筋を引く唯一の皇位継承者。しかし、宮廷生活に馴染めず家出してしまった皇女。
- 五巻[注釈 3]で海賊の男に恋して、五巻の最後に妊娠する。その海賊の男は討伐されて死亡。六巻[注釈 1]では出産した子供を連れて、ムアール帝国に帰り、一旦は皇帝として即位するが、六巻の最後で放棄して逃亡する。
- オーリン
- ユーリック
- エフェラの幼馴染であり、優秀な魔道士。
- グルク
- 魔道士ギルドの長老。スピンオフである『真ハラーマ戦記』では青年期の姿で登場する。『帝国の双美姫』では少年期の姿で登場する。
- ロディラ
- シャーガン公
- シニラ
- ダルーフォン
- オカレスク大帝
- ハラーマ大陸を武力統一した人物。ジリオラの祖先。
作中用語
- ハラーマ
- 主たる舞台となる大陸の名前。本作の世界には他にペロル、ザーン、ジャナといった大陸があるが、ハラーマは最大の大陸である。
- オリガ、ゼルク
- 本作の世界にある二つの月の名前。
- リダレーン
- エフェラが用いる魂を肉体から切り離す術。幽体離脱の術。肉体の物理的な制約を受けることなく行動することができるが、残された肉体は無防備になる。
- 夢石
既刊一覧
大陸ノベルス
大陸ネオファンタジー文庫
講談社X文庫ホワイトハート
講談社ノベルス
幻狼ファンタジアノベルス
OVA
1990年6月23日に『女戦士エフェ&ジーラ グーデの紋章』のタイトルで劇場公開されたアニメ作品だが、実質的にはOVAの劇場公開作品である[注釈 9]。本編45分。VHS(SVC-5001)とLD(SVD-4001)が7月23日に大陸書房より発売されている。当初は全四部作を予定していたものの、企画・発売元を担当する大陸書房の倒産により1話で打ち切りとなった。
- キャスト
-
- スタッフ
-
大陸書房・大陸文庫より若桜木虔によるノベライズ版『グーデの紋章』(ISBN 4-8033-2923-0)が1990年8月に刊行されている。
ゲーム
脚注
注釈
- ^ a b 大陸ノベルス「オカレスク大帝の夢」
- ^ 大陸ノベルス「双頭竜の伝説」
- ^ 大陸ノベルス「紫の大陸ザーン2 神々の聖堂」
- ^ 女戦士エフェラ&ジリオラ 大陸ノベルス版
- 目次
目次
巻 |
章 |
節 |
頁 |
イラスト 頁
|
グラフトンの三つの流星
|
①
|
1.奴隷船 |
7 |
21
|
2.グラフトン公家の兄妹 |
30 |
41
|
3.西宮殿 |
52 |
63
|
4.セルディオン男爵邸の夜 |
72 |
87
|
5.フォーダの追撃 |
94 |
101
|
6.峡谷 |
112 |
127
|
7.フォーダ教団の呪縛 |
137 |
151
|
8.シャーガン公の奸計 |
156 |
171
|
9.皇母の聖域 |
181 |
207
|
エピローグ |
211
|
- 総頁数230 (= 表紙4頁 + 遊び紙2頁 + 本文224頁)
|
妖精界の秘宝
|
②
|
プロローグ |
7
|
第一章 歌う森の怪 |
16
|
|
1.酒場 |
16 |
25
|
|
2.さすらいの公子 |
36
|
|
3.風の招くもの |
53
|
|
4.歌う森 |
69 |
73
|
|
5.水の葬送 |
80
|
第二章 『薔薇色の砦』城の憂鬱 |
84
|
|
1. 『薔薇色の砦』城 |
84
|
|
2.悪い予感 |
112 |
113
|
|
3.世はなべてこともなく? |
130 |
135
|
|
4.ヴァンサン公子の災難 |
151
|
|
5.夜襲 |
162 |
171
|
第三章 滅びの貴公子 |
180
|
|
1.魔界のほとり |
180 |
197
|
|
2.氷の城 |
199
|
|
3.若き城主 |
211
|
|
4.訪れた『時』 |
224 |
235
|
|
5.妖精界の扉 |
236
|
第四章 妖精界の秘宝 |
240
|
|
1.古き神々の遺跡 |
240 |
251
|
|
2.ダル―フォン婆 |
252
|
|
3.とりあえずの大団円 |
260
|
エピローグ |
264
|
あとがき |
267
|
- 総頁数280 (= 表紙4頁 + 遊び紙4頁 + 本文272頁)
|
ムアール宮廷の陰謀
|
③
|
プロローグ |
7
|
第一章 水の時・風の時 |
11
|
|
1. |
11
|
|
2. |
19
|
第二章 木の上の少女 |
28
|
|
1. |
28
|
|
2. |
34
|
|
2. |
40 |
47
|
第三章 ムアールの夢石 |
54
|
|
1. |
54
|
|
2. |
64
|
|
3. |
72
|
第四章 王宮からの家出娘 |
81
|
|
1. |
81
|
|
2. |
88
|
|
3. |
94
|
|
4. |
100
|
第五章 魔道士たちの災難 |
107
|
|
1. |
107
|
|
2. |
112 |
115
|
|
3. |
119
|
|
4. |
126
|
第六章 地下水道 |
132
|
|
1. |
132 |
137
|
|
2. |
140
|
|
3. |
145
|
第七章 白きファーラの導き |
159
|
|
1. |
159
|
|
2. |
160
|
|
3. |
166 |
167
|
|
4. |
173
|
第八章 魔界の塔 |
181
|
|
1. |
181
|
|
2. |
187 |
193
|
|
3. |
200
|
第九章 宿命の風 |
204
|
|
1. |
204
|
|
2. |
207
|
|
3. |
213 |
215
|
第十章 サームでの別れ |
221
|
|
1. |
221
|
|
2. |
226
|
|
3. |
229
|
エピローグ・旅立ち |
232
|
あとがき |
239
|
- 総頁数256 (= 表紙4頁 + 遊び紙4頁 + 本文248頁)
|
紫の大陸ザーン1 死海の勇者
|
④
|
プロローグ |
7
|
第一章 フォドレス港の乱闘 |
16
|
|
1.叢雲 |
16
|
|
2.鼠と戦士 |
33
|
第二章 ホッド侯爵の城 |
59
|
|
1.聖十字騎士団 |
59
|
|
2.聖ジリオラのメダル |
66
|
|
3.深窓の妃 |
82 |
85
|
第三章 エックブルト大公国宮廷の白い影 |
91
|
|
1.リィラ大公子妃 |
91
|
|
2.聖十字の剣 |
103
|
|
3.叢雲の行方 |
116 |
121
|
第四章 バーゼン橋の攻防 |
129
|
|
1.囁く影 |
129
|
|
2.闇夜の渡橋 |
140 |
151
|
|
3.バーゼンの灯 |
158
|
第五章 一角亭 |
161
|
|
1.河の街 |
161
|
|
2.悪夢の続き |
167
|
|
3.海の鼠 |
180
|
第六章 宝印の行方 |
185
|
|
1.ファーレーの夕暮れ |
185
|
|
2.暗闇通りの元締め |
190
|
|
3.オーリンの奮闘 |
198 |
202-203
|
第七章 黒死海の海戦 |
208
|
|
1.洋上の〈疾風〉号 |
208
|
|
2.海賊との遭遇 |
219 |
226-227
|
|
3.海図 |
232
|
第八章 双頭竜の洞窟 |
236
|
|
1.宝島 |
236
|
|
2.双頭竜の紋章 |
243 |
249
|
あとがき |
255
|
- 総頁数268 (= 表紙4頁 + 遊び紙4頁 + 本文260頁)
|
紫の大陸ザーン2 神々の聖堂
|
⑤
|
第一章 紫の大陸へ |
7
|
|
1.祈りの祠 |
7
|
|
2.絨毯の上のふたり |
13
|
|
3.星の申し子 |
27
|
第二章 星の導く処 |
37
|
|
1.紫の大地 |
37 |
41
|
|
2.とどのつまり |
45
|
|
3.ザーン人たち |
61
|
第三章 眠れる神々の聖堂 |
66
|
|
1.魔道士たちの議場にて |
66 |
78-79
|
|
2.白きザーンの長老 |
82
|
|
3.眠れる神々 |
88
|
第四章 銀の大河 |
105
|
|
1.脱出へのダイビング |
105
|
|
2.逃避行 |
114 |
117
|
|
3.そして……夜明け |
129
|
第五章 一難去って、また一難 |
138
|
|
1.男のきれいごとと女の事情 |
138
|
|
2.ハラーマへ! |
152
|
|
3.暗雲 |
162 |
171
|
|
4.ロマンスの風 |
174
|
|
5.エックブルト艦隊 |
181
|
第六章 恩は恩 |
186
|
|
1.バーゼンの水晶宮殿 |
186 |
195
|
|
2.シャーガン公のもとへ |
201
|
第七章 水晶迷路の崩壊 |
218
|
|
1.結界破り |
218
|
|
2.一夜 |
226 |
231
|
|
3.神々の永き午睡 |
234
|
エピローグ |
236
|
あとがき |
244
|
- 総頁数256 (= 表紙4頁 + 遊び紙2頁 + 本文250頁)
|
オカレスク大帝の夢
|
⑥
|
プロローグ |
7
|
第一章 スペント砦の英雄 |
15
|
|
1.星々が語るもの |
15
|
|
2.ジロン家の刺客 |
22 |
27
|
|
3.伏兵 |
38
|
第二章 夢のいざない |
48
|
|
1.皇帝の使者 |
48
|
|
2.幼馴染みたち |
59
|
|
3.ムアールへの旅 |
68
|
第三章 オカレスティに還る |
77
|
|
1.レムーラの花のもと |
77
|
|
2.オカレスティ入城 |
84
|
|
3.ロディラ女帝の枕頭 |
88 |
95
|
第四章 皇帝崩御 |
107
|
|
1.オカレスティの闇 |
107
|
|
2.密室の会談 |
116
|
|
3.エフェラの憂鬱 |
121
|
第五章 宮廷貴族たちの思惑 |
132
|
|
1.三人の婚約者 |
132
|
|
2.サディア公、ドレン |
143
|
|
3.急報 |
158
|
第六章 ピザン平原の戦い |
164
|
|
1.戦況 |
164
|
|
2.アゼドラルの決戦 |
177 |
191
|
|
3.エックブルトの尖撃 |
192
|
|
4.ジリオラ新帝の凱旋 |
207
|
第七章 闇の罠 |
214
|
|
1.オカレスティ城下 |
214 |
223
|
|
2.白の魔手 |
227
|
|
3.魔風 |
241
|
第八章 戴冠式 |
244
|
|
1.新帝即位 |
244
|
|
2.神々の王座 |
252
|
|
3.オカレスク大帝の夢 |
265
|
エピローグ・夢の断章 |
270
|
あとがき |
276
|
- 総頁数288 (= 表紙4頁 + 遊び紙2頁 + 本文282頁)
|
双頭竜の伝説
|
⑦
|
プロローグ |
7
|
第一章 アデラ山脈の朝焼け |
17
|
|
1.吹雪の山越え |
17
|
|
2.幽閉の貴人 |
28 |
39
|
|
3.暁光 |
49
|
第二章 魔道士たちの密約 |
53
|
|
1.双頭竜の伝説 |
53
|
|
2.ハラーマ・ギルドの決定 |
59
|
|
3.ムアール宮廷の覇者 |
67
|
|
4.ドーシュへの路 |
78
|
第三章 ドーシュの会見 |
84
|
|
1.鉱山の街、ドーシュ |
84
|
|
2.サディア公との会談 |
95
|
|
3.闇のささやき |
108 |
113
|
第四章 運命の輪 |
121
|
|
1.ユーリックとの再会 |
121
|
|
2.エフェラの決断 |
134
|
|
3.オカレスティの異変 |
139
|
第五章 青きラール |
150
|
|
1.予感 |
150
|
|
2.黄金色の瞳の青年 |
156
|
|
3.前触れ |
168
|
|
4.……その頃のジリオラ |
173
|
第六章 心のままに |
181
|
|
1.たそがれの城 |
181
|
|
2.最後の言葉 |
187 |
189
|
|
3.シャーガン公の暗殺 |
196
|
第七章 滅びの笛 |
208
|
|
1.サドラ軍、来たる |
208
|
|
2.攻防 |
215
|
|
3.夢の終り |
219 |
221
|
第八章 神々の目覚め |
225
|
|
1.聖獣たちの饗宴 |
225
|
|
2.召喚 |
229
|
|
3.星を追う者たち |
234
|
第九章 風に生まれる |
236
|
|
1.洞窟 |
236
|
|
2.苦しみの果て |
242
|
|
3.新星 |
251
|
エピローグ⸺水のように、風のように |
255 |
258-259
|
あとがき |
261
|
- 総頁数272 (= 表紙4頁 + 遊び紙2頁 + 本文266頁)
|
- 「節」の行と「イラスト頁」列は、目次には存在しない。
実物上での調査結果である。 これらは文字を小さく薄くして記した。
- 「巻」列の番号は、実物には必ずしも記載されていない。
- ルビは原文ママ。拗音などを小書き仮名にしないことも原文ママ。
|
- ^ 『真ハラーマ戦記』
- あらすじ
- 第四十代皇帝の時代(スピンオフ元は第八十七代皇帝ロディラ(主人公ジリオラの伯母)の時代であり、「妖精界の秘宝」(「第三章 滅びの貴公子」)で話題になった帝国の盛時は四十二代目の時代である。)を舞台としている。大陸は統一され、戦乱もなく(1⃣巻103頁)、街道は整備され(2⃣巻82頁)、帝国の
一番良い時代
(3⃣巻244頁)である。その時代に、魔道士ギルドの反逆者の討伐を軸に、地方の下級貴族の娘ニーヴァとその婚約者ルファーンが、帝都のラルセン皇子や貴族たちの優雅で放埓な生活を見物して回る。最後には、反逆者と組んで栄達を謀った者たちは破滅し、ラルセン皇子は第四十一代皇帝に即位し、ニーヴァは無事に家に帰って婚約者ルファーンと結婚する。
- 目次
目次
|
頁
|
イラスト 頁
|
グラヴィスの封印 真ハラーマ戦記1⃣
|
|
登場人物紹介 |
4
|
オカレスク皇家家系図 |
6
|
ハラーマ大陸地図 |
8
|
プロローグ……ニーヴァンの手記より |
12
|
第一章 発端/アルファレナとラファーノ |
17
|
1 嵐の夜の出来事 |
17 |
19
|
2 闇夜の救出劇 |
32 |
39
|
3 真夜中の少年 |
47
|
4 朝の怪異 |
61 |
77
|
第二章 風変わりな恋人たち/ルファーンとニーヴァ |
83
|
1 ロジム邸の午後 |
83
|
2 <呼び出しの魔法> |
101 |
111
|
3 愛とは不可解なもの? |
127
|
第三章 帝国の風来坊たち/ラルセン皇子との出会い |
135
|
1 街道の風 |
135
|
2 オカレスティへ |
147
|
3 中央貴族たちの放埓 |
156 |
159
|
4 ルファーンの危難 |
168 |
185,203
|
5 ラザーン四世の祝祭 |
208
|
幕間……ニーヴァンの手記より |
213
|
第四章 再会/ムアール宮廷の貴人たち |
217
|
1 ギルドの魔道士たちの困惑 |
217 |
221
|
2 宮廷での再会 |
228 |
237,245
|
3 封印を解く者たち |
251
|
あとがき |
254
|
黒銀の月乙女 真ハラーマ戦記2⃣
|
|
幕間……ニーヴァンの手記より |
12
|
第一章 誘惑/オカレスティからの手紙 |
18
|
1 そして、平和な午後? |
18 |
23
|
2 迷惑な誘惑者 |
27
|
3 街道の変事 |
40
|
4 グリン・ロジムの驚くべき話 |
61 |
63
|
第二章 旅/怪異との再遭遇 |
68
|
1 恋人たちの甘くないかもしれない語らい |
68
|
2 光る子供を抱く女 |
79
|
3 ロディーニからの出発 |
92
|
4 月夜の魔法 |
105 |
113
|
第三章 魔道士たちの憂い/ルークとメレーラ |
120
|
1 闇の桎梏 |
120 |
129
|
2 男は恋する女のためには苦労が絶えない |
133
|
3 取り残されていた少年 |
149 |
155
|
第四章 襲撃/レーオ・ダミット |
167
|
1 帝国皇子の気紛れ |
167
|
2 ラゼール河のほとり |
185
|
3 マゼリアの町の出来事 |
193 |
199,221
|
4 闇との戦い |
222
|
幕間……ニーヴァンの手記より |
230
|
第五章 小さな英雄/オーリン |
233
|
1 闇の中で |
233 |
243
|
2 たぶん、そこは牢獄 |
246 |
257
|
あとがき |
258
|
漆黒の美神 真ハラーマ戦記3⃣
|
|
登場人物紹介 |
4
|
オカレスク皇家家系図 |
6
|
ハラーマ大陸地図 |
8
|
第一章 探索/闇は踊る |
12
|
1 のんびりしている暇はない! |
12 |
17
|
2 魔法使いたちにも事情がある |
31 |
41
|
3 夢の道筋 |
44
|
第二章 セロ島/魔法使いイリオンの行方 |
55
|
1 運命に対するどこか投げやりな態度 |
55
|
2 愛は貴く、そして強い |
71 |
75
|
3 闇の砦 |
90
|
第三章 幻視/ヴァイナーテの手 |
116
|
1 女心はとっても微妙 |
116 |
119
|
2 物事を慎重に運ぶことの意義 |
132
|
3 破壊の神、闇の神 |
146 |
153
|
幕間……ニーヴァンの手記より |
166
|
第四章 闇の奔流/古き神々の咆哮 |
172
|
1 泣く子と皇子には誰も敵わない |
172 |
175
|
2 来りし者 |
193 |
197
|
3 月乙女の接吻 |
211 |
215,229
|
4 闇を塞き止めるもの |
231
|
第五章 終焉/懲りない人々 |
236
|
1 夢石の座に選ばれし者 |
236
|
2 アルファレナ姫との別れ |
245 |
249
|
3 究極の選択 |
252
|
エピローグ……ニーヴァンの手記より |
255
|
あとがき |
258
|
- この表の「イラスト頁」列は実際の本の目次には存在しない。
- 「登場人物紹介」~「ハラーマ大陸地図」は2⃣巻にも存在するが、目次には記述がない。目次に従って省いた。
- ルビは原文ママ。拗音などを小書き仮名にしないことも原文ママ。
|
- 独自研究?
- 敵役として、第三十九代「デジャーン皇帝」(3⃣巻114頁)の頃に「エックブルト大公国」(2⃣巻88頁)に滅ぼされた「ファーレー公国」の残党が登場する。スピンオフ元の一作「妖精界の秘宝」(「第三章 滅びの貴公子」)で登場したのは、四十二代目の皇帝の頃に「サジア男爵」家に滅ぼされた「ファーレ大侯」家の亡霊であり、関連はない。一方、「紫の大陸ザーン1 死海の勇者」に登場した港町「ファーレーの町」は、良港であったが呪われたという「ファーレー公国」の跡地かも知れない。
- ^ 『帝国の双美姫』
- 作品内容
作品内容
- 帝国の建国期の話であり、少年時代のグルクの視点で描かれている。
- この時代には、大陸はまだ人の住めるところが少なく、人々は皆いずれかの神を信奉して、その庇護を頼って生活している。そのような時代に、オカレスク大帝に従って大陸をハラーマ(『我らの地』)に変えようとする味方と、従わずに自立を続けようとする敵との戦いが行われている。
- 少年時代のグルクが、帝国の双美姫に従って戦場に出たり、オカレスク大帝に従って行動したりする。
- 主要な登場人物は敵味方とも魔法を使い、神々も姿を現わす。
- 「帝国の双美姫」というキーワードは「真ハラーマ戦記」3⃣巻243頁で青年期のグルクによって既に提示されていた。
- 三巻(発売は15年前)のあとがきで四巻に続くことが記されている。
|
- 目次
目次
巻
|
章
|
節
|
頁
|
イラスト 頁
|
一巻
|
一巻
|
プロローグ |
13 |
21
|
第一章 魔法使いの少年と皇子 |
23
|
|
1、光の大地 |
24
|
|
2、空の宮殿 |
36
|
|
3、星が告げし物語 |
46 |
57
|
|
4、若き皇子の出立 |
58
|
第二章 闇に染められし者 |
63
|
|
1、沼の死霊 |
64 |
68
|
|
2、闇の生け贄 |
72
|
|
3、最初の攻撃 |
78 |
87
|
|
4、神々と人の物語 |
90
|
第三章 レディの森の出来事 |
97
|
|
1、レディ城への到着 |
98
|
|
2、闇からの手 |
110
|
|
3、長く平坦ではない道程 |
121
|
|
4、黒い雨 |
131
|
|
5、闇の中の少女 |
139
|
|
6、光の犠牲 |
152 |
153
|
第四章 ふたりの皇女 |
175
|
|
1、キャゼノイの砦 |
176 |
189
|
|
2、大帝陛下からの伝言 |
197
|
|
3、ディルフェカ姫 |
201 |
209
|
|
4、砦よりの出陣 |
211
|
第五章 真実の戦い? |
215
|
|
1、コリュテに向かって |
216
|
|
2、最前線 |
224 |
231
|
あとがき |
234
|
|
ニ巻
|
ニ巻
|
第一章 闇と光の相克 |
13
|
|
1、ノヴェラ城の変事 |
14
|
|
2、この世でもっとも始末が悪い君主 |
28
|
|
3、招集 |
40
|
第二章 ノック・コリュテへの出撃 |
53
|
|
1、目覚めの時 |
54
|
|
2、大帝の置き手紙 |
62
|
|
3、進軍 |
85 |
93
|
|
4、炎と水の戦い |
97
|
第三章 再会 |
109
|
|
1、北の城門 |
110
|
|
2、城壁の攻防 |
122
|
|
3、父と子 |
130 |
135
|
第四章 オカレスク大帝よりの指令 |
141
|
|
1、呼び出し |
142
|
|
2、旅の道連れ |
147
|
|
3、新たなる試練 |
157 |
169
|
第五章 神に見捨てられた娘 |
173
|
|
1、光の牢獄 |
174
|
|
2、玻璃球の魔法 |
184
|
|
3、砂漠の虹 |
208
|
|
4、洞窟 |
231
|
あとがき |
238
|
|
三巻
|
三巻
|
第一章 暗黒の地へ |
13
|
|
1、炎の地平線 |
14
|
|
2、出動命令 |
31
|
|
3、森の中の虜 |
46 |
51
|
第二章 集結せよ! |
69
|
|
1、救いの手 |
70
|
|
2、闇と炎の領域 |
84
|
|
3、ノヴェラ伯爵の城 |
94
|
第三章 闇と炎の戦い |
101
|
|
1、犠牲になる者 |
102
|
|
2、闇の閃撃 |
113
|
|
3、味方か敵か |
121 |
131
|
第四章 南の地へ |
141
|
|
1、戦いは続く |
142
|
|
2、エックブルト公 |
153
|
|
3、海の音 |
165 |
175
|
第五章 ファーレーの戦い |
179
|
|
1、闇の最前線 |
180
|
|
2、すれ違い |
194
|
|
3、水の精と沼の精 |
201
|
|
4、出撃 |
208
|
第六章 海の彼方への道 |
221
|
|
1、望郷 |
222
|
|
2、彼方への視線 |
230
|
あとがき |
242
|
|
- 「節」の行と「イラスト頁」列は、目次には存在しない。
実物上での調査結果である。 これらは文字を小さく薄くして記した。
- ルビは原文ママ。
|
- ^ 幻狼ファンタジアノベルス版 女戦士エフェラ&ジリオラ 1
- 目次
目次
作 品 |
章 |
節 |
頁 |
イラスト 頁
|
グラフトンの三つの流星 |
5
|
|
第一章 奴隷船 |
16
|
|
1、二人の少年 |
16 |
25
|
|
2、脱出行 |
29
|
第二章 グラフトン公家の兄妹 |
34
|
|
1、残された者たち |
34
|
|
2、メッセリクの香料店にて |
38
|
|
3、〈星見〉の予言 |
44
|
第三章 西宮殿 |
50
|
|
1、報酬の落とし前 |
50
|
|
2、西宮殿の邂逅 |
52 |
59
|
|
3、紋章の秘密 |
61
|
第四章 セルディオン男爵邸の夜 |
66
|
|
1、ふたたび囚われの身 |
66
|
|
2、白き巫女 |
76
|
第五章 フォーダの追撃 |
81
|
|
1、傭兵となって |
81
|
|
2、昏い予感 |
85
|
|
3、襲撃 |
89 |
93
|
第六章 峡谷 |
97
|
|
1、最後の難所 |
97
|
|
2、守りたかったもの |
102 |
111
|
|
3、ユリオン公子の決断 |
112
|
第七章 フォーダ教団の呪縛 |
117
|
|
1、敵地へと |
117
|
|
2、オデルの都の賑わい |
119
|
|
2、フォーダ神殿の怪 |
125
|
第八章 皇母の聖域 |
130
|
|
1、帝国の密議 |
130
|
|
2、合の刻の出来事 |
135
|
|
3、凶星の定め |
142
|
第九章 シャーガン公の奸計 |
148
|
|
1、シャーガン公の提案 |
148
|
|
2、白き女神の聖域 |
154
|
|
3、往生際は悪いほど良い |
161 |
169
|
エピローグ |
171
|
ムアール宮廷の陰謀 |
177
|
|
プロローグ |
178
|
第一章 水の時・風の時 |
181
|
|
1 誕生の時 |
181
|
|
2 双つ星の軌跡 |
190
|
第二章 木の上の少女 |
196
|
|
1 帝都の大路にて |
196
|
|
2 皇宮の珍事 |
200
|
|
3 黒い瞳の少女 |
208
|
第三章 ムアールの夢石 |
214
|
|
1 宮廷の貴公子 |
214
|
|
2 炎華石の至宝 |
221
|
|
3 皇宮のお茶会 |
227
|
第四章 皇宮からの家出娘 |
233
|
|
1 ユーリックの不幸 |
233
|
|
2 星の前触れ |
238
|
|
3 夕暮れの子供たち |
246
|
第五章 魔道士たちの災難 |
251
|
|
1 エフェラの思案 |
251
|
|
2 ナーガ老の動揺 |
258
|
第六章 地下水道 |
267
|
|
1 襲撃 |
267 |
271
|
|
2 秘密の通路 |
275
|
第七章 白きファーラの導き |
285
|
|
1 白獣と少女たち |
285
|
|
2 野に立つ娘 |
290
|
|
3 密談 |
294
|
第八章 魔界の塔 |
300
|
|
1 風と大地の果て |
300
|
|
2 封印された扉 |
304 |
310
|
第九章 宿命の風 |
317
|
|
1 滅びの音 |
317 |
319
|
|
2 風の傷あと |
324
|
第十章 サームでの別れ |
329
|
|
1 魔道士の里 |
329
|
|
2 星を識る者 |
332
|
|
3 巣立ちの時 |
335
|
エピローグ・旅立ち |
337 |
341
|
ファルコーネの山を越えて |
343
|
|
1、空蝉の村 |
344
|
2、洞窟の危難 |
354
|
3、新しい朝 |
372
|
あとがき |
380
|
- 目次には「作品」列と「頁」列しか存在しない。
他は実物上での調査結果である。
- ルビが無いことは原文ママ。
グラフトンの三つの流星 において、 第八章と第九章のタイトルが大陸ノベルス版と 入れ替わっているのは原文ママ。
グラフトンの三つの流星 第七章において、
2、 節が二つあるのは原文ママ。
ムアール宮廷の陰謀 だけ、節名の番号の 後ろの、 が付かないのは原文ママ。
|
- あらすじ(ファルコーネの山を越えて)
- 敗軍の傭兵ベリナードは、死んだ戦友の遺品を届ける途中で、家出直後のエフェラとジーラとオーリンに出会い、無事に村に辿り着き、戦友の妹と親しくなって、居着いて畑仕事をするようになった。エフェラとジーラは、ベリナードから聞いた話で、傭兵になることを考えながら、旅を再開した。
- その他
- 総頁数390 (表紙、口絵1枚を含む)
- ^ 『カサブランカ革命 百合小説の誘惑』(イースト・プレス、1998年12月、ISBN 4-87257-153-3)掲載の短編
- ^ 制作のJ.C.STAFFのWEBサイトでもOVAとされている[3]
出典
外部リンク