『大菩薩峠』(だいぼさつとうげ)は、1960年に公開された三隅研次監督の日本映画[1]、中里介山の同名小説『大菩薩峠』を大映が映画化[2]。大ヒットを記録した[3]、三部作の一作目。 当初、お豊/お浜の二役には中村玉緒ではなく、山本富士子が予定されていた[4]。
あらすじ
大菩薩峠にて、浪人・机竜之介は巡礼の老人を意味もなく切り捨て、その場から立ち去った。途方に暮れる老巡礼の孫娘お松を、通りすがりの盗賊裏宿の七兵衛は保護するのだった。
自身が師範を務める道場へ帰った竜之介のもとに、宇津木文之丞の妹を騙る彼の妻・お浜がいた。御岳神社の奉納試合で文之丞に負けてくれるよう頼み込むお浜。しかし竜之介はこれを拒否する。帰路についたお浜を水車番の与八に誘拐させ、竜之介は彼女を手籠めにする。奉納試合、怒りに震える文之丞であったが竜之介の音無しの構えを前に敢え無く事切れる。竜之介はお浜と共に江戸へ去っていった。この惨状を知った文之丞の弟・宇津木兵馬もまた、剣豪・島田虎之助に入門するため江戸へ向かう。
スタッフ
キャスト
脚注
外部リンク
関連項目
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