大室山 (丹沢)
大室山(おおむろやま・地形図「おおむろざん」)は丹沢山地北部、山梨県と神奈川県の境にある標高1,587mの山[1][2]。かつては「大群山(おおむれやま)」と呼ばれた。山梨百名山に数えられており、神奈川県側は丹沢大山国定公園に指定されている。 当山はかつて国境稜線上に位置し、北面は甲州南都留郡道志(現道志村)、南面は相州津久井県青根(現相模原市緑区)にかかっていた。ただし、新編相模國風土記では神ノ川を青根村の西辺、拠って津久井県の西辺とする等、国境は必ずしも明確でない。なお、新編相模國風土記と同じ頃に編纂された甲斐國誌では、大群山を道志村と相州青根村の境、前大群山を道志村と相州帚沢村の境としている。 登山道登山道は神奈川県側の西丹沢自然教室から犬越路、または白石峠を経て登る道が一般的である。神ノ川ヒュッテに至る日陰沢新道もあるが利用者は少なく、部分的に不明瞭な箇所もあるため初心者向けとは言い難い。 道中はブナ林が多く、登山者が少ないため、静かな山歩きを楽しめる。山頂は縦走路からやや離れたところにあり、樹木が多いため展望はほとんどない。
参考タイム 周辺の山周辺の名所
脚注
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