大分県警察(おおいたけんけいさつ、Oita Prefectural Police)は、大分県の都道府県警察である。略称は大分県警。
大分県公安委員会管理。給与支払者は大分県知事。警察庁九州管区警察局管内。本部は、大分県庁舎本館6階、および新館10階から12階に位置する。
沿革
本部組織
- 生活安全部
- 生活安全企画課
- 地域課
- 人身安全・少年課
- 大分っ子フレンドリーサポートセンター
- 本部サポートセンター
- 県北サポートセンター
- 県西サポートセンター
- 保安課
- サイバー犯罪対策課
警察署
全15警察署。警察車両のナンバー地名はすべて「大分」である。すべての電話番号の下4桁は「2131」。警察署の電話番号は「0110」で統一されている都道府県が多く、大分県は大阪府の「1234」と並ぶ例外である。警察署長の階級は大分中央署が警視正、他署はすべて警視職。
警察署の再編
- 2010年(平成22年)
- 9月 - 「警察署等の配置見直し計画(案)」公表[1]。
- 11月 - 「警察署等の配置見直し計画」策定。
- 2012年(平成24年)4月 - 17署体制から15署体制になる[2]。
シンボルマスコット
シンボルマスコットは1992年に公募で選ばれたピンキー。高崎山の猿をモチーフにしており、ポリスの「P」と「モンキー」とから名付けられた。
2009年にリニューアル。制服を着て、警察のマスコットであることが一目で分かるようになった。また、妻、男の子、女の子の家族もできた[3][4]。
最近の主な事件
不祥事
- 2011年10月27日 - 生活環境課の男性警部補(30代)が自宅で大麻を所持していたとして、警視庁組織犯罪対策部組織犯罪対策第五課に麻薬及び向精神薬取締法違反の容疑で逮捕された。同課によると、覚せい剤取締法違反で9月、警視庁に逮捕、起訴された男の携帯電話に男性警部補のメールアドレスが登録されていたことなどから発覚。男性警部補は覚醒剤についてもこの男と「一緒に使用したことがある」と話しているという[5]。
- 別府警察署が2016年、労働団体が第24回参議院議員通常選挙の選挙運動などに使用していた別府市内の施設の敷地内に、無断で隠しカメラを設置していたことが明らかになった。労働団体側は県警に被害届を提出し、これを受け県警は、建造物侵入容疑で捜査を行っており、関与した警察官の処分を検討している[6]。
- 2017年9月20日 - 中津警察署刑事課の男性巡査長(20代)が7月30日午後4時50分ごろ、豊後高田市内の知人女性宅で置き時計など2点(計200円相当)を盗んだとして、県警は9月20日付で窃盗の疑いで男性巡査長を書類送検した。さらに暴力団親交者との不適切な交際のほか、知り合いの豊後高田警察署地域課の巡査長(20代)とともに違法な薬物と考えた粉末を吸引したことなども判明。それぞれ停職3カ月と戒告の懲戒処分にした[7]。
- 2018年3月22日 - 臼杵津久見警察署生活安全課の男性巡査部長(30代)がわいせつ関連事案で押収などしたアダルト関連のCD-RやDVDなど百数点の捜査資料を盗んだり盗撮をしたとして、県警は窃盗と県迷惑行為防止条例違反の両容疑で書類送検し、懲戒免職処分とした[8]。
- 2019年12月23日 - 大分中央警察署の男性警部(40代)が酒席でテレビ局の20代女性記者の体を触るなどのセクハラ行為をしたとして、県警は23日付で減給10分の1(1カ月)の懲戒処分とし、男性警部は同日付で依願退職した[9]。
- 2021年4月9日 - 大分南警察署地域課の男性巡査部長(50代)が別府市の(60代)男性宅の玄関の戸を拳で殴って壊した器物損壊の現行犯で逮捕された。別府警察署によると男性巡査部長は直前、大声を出しながら道を歩いており、様子を見に外に出たこの家の住人に「何見よんのか」と声を掛け、住人が家に戻った後に戸を殴ったという[10]。
その他
脚注
出典
関連項目
外部リンク