国鉄シキ310形貨車(こくてつシキ310がたかしゃ)は、1961年(昭和36年)4月4日に三菱重工業にて1両のみ製作された80 トン積み低床式大物車である。車籍は日本国有鉄道であった。
低床式の梁は、溶接構造で組み立てられている。全長は26,000 mm、低床部の長さは5,500 mm、低床部のレール面上高さは780 mmである。荷受梁は枕枠の上部側でも心皿より外側まで伸ばされており、柵を立てて長尺ものの貨物を輸送できるようになっている。台車は、二軸台車を車端側に、三軸台車を車体中央側に備えた合計4台車10軸の構成である。空気ブレーキはKD254形であった。
シキ310は三菱造船所有の私有貨車で、1964年(昭和39年)の合併で三菱重工業となった。常備駅は下祇園駅であった。1975年(昭和50年)7月28日に日本通運に売却されて沼津駅へ移動し、さらに1977年(昭和52年)3月に西浜信号場へ移動した。1987年(昭和62年)1月12日に廃車となった。
参考文献
関連項目
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低床式(A梁) | |
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吊り掛け式(B梁) | |
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落し込み式(C梁) | |
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分割低床式(D梁) | |
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その他 | |
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1965年(昭和40年)に車運車に変更されたものは含まない、複数の形式の梁を持つものはそれぞれに表記している |