名寄村(なよりむら)は、日本の領有下において樺太に存在した村(指定町村)。
現在はロシア連邦がサハリン州ペンゼンスコエとして実効支配している。
概要
- 西は間宮海峡に面していた。
- 村の中心駅である樺太西線樺太名寄駅(1937年開業)は宗谷本線の名寄駅とは区別され、樺太名寄駅と呼ばれていた。なお樺太庁管内に存在した駅で樺太○○駅と表記された例はこれだけである。
- 北海道にも名寄市が存在するが、樺太の名寄村はなよりむらで、北海道の名寄市はなよろしであり、読みが異なる。
歴史
村内の地名
- 名寄
- 智来(ちらい)
- 北泊帆(きたとまりほ)
- 尾添(おぞえ)
- 江部(えべ)
- 千帆間(ちほま)
- 唐緒(からお)
- 苫虫(とまむし)
- 西白浦(にししらうら)
- 宅田(たくた)
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- 琴年(こととし)
- 鷹岡(たかおか)
- 平沢(ひらさわ)
- 大栄(たいえい)
- 駒内(こまない)
- 大苫(おおとま)
- 北沢(きたざわ)
- 南殖民地(みなみしょくみんち)
- 北殖民地(きたしょくみんち)
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地域
教育
以下の学校一覧は1945年(昭和20年)4月1日現在のもの[3]。
- 樺太公立名寄国民学校
- 樺太公立東条国民学校
- 樺太公立南沢国民学校
- 樺太公立大栄国民学校
- 樺太公立平沢国民学校
- 樺太公立智来国民学校
脚注
- ^ 市町村別日本国勢総攬 下卷(帝国公民教育教会 1938年)に「面積 一八方里」とあり。
- ^ 南樺太:概要・地名解・史実(西村いわお・著、高速印刷センター内出版部 1994年)より。
- ^ 北海道立教育研究所『北海道教育史 地方編2』(1957年)p. 1683
関連項目