南郷7丁目駅(なんごうななちょうめえき)は、北海道札幌市白石区南郷通7丁目南にある、札幌市営地下鉄東西線の駅である。駅番号はT14。
歴史
駅構造
札幌市営地下鉄で唯一の2面3線の地下駅である。2面の両ホームが中線を挟む形となっている(地下鉄駅としては都営地下鉄新宿線の岩本町駅・大島駅などに同様の例がある)。2面3線ホームがこの駅の象徴とされており、かつては駅スタンプのデザインも「3線ホーム」となっていた(現在は防災センターに変更されている)。
ホーム番号の振り方が変則的であり、北側の本線が1番で新さっぽろ方面行、南側の本線が2番で宮の沢方面行となっている。中線は両方のホームに面しており、新さっぽろ方面のホームが3番、宮の沢方面のホームが4番ホームとなっている。ただし3番ホームは、可動式ホーム柵の設置に関連して現在使用が停止されている(後述)。
のりば
ホーム |
路線 |
行先 |
備考
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1
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東西線
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新さっぽろ方面
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3
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(使用停止)
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線路を共用 4番線は当駅始発
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4
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大通・宮の沢方面
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2
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可動式ホーム柵の先行設置
東西線での可動式ホーム柵の稼働・ワンマン運転に先駆け、当駅の4番ホームに機器のテストや訓練のために可動式ホーム柵が先行設置されることとなった[3]。当初は2008年(平成20年)4月の利用開始が予定していた[3]ものの延期され[4]、同年5月31日より利用を開始した[5]。
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中線ホームに先行設置された札幌市営地下鉄初の可動式ホーム柵(2008年2月17日撮影)
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案内表示やSTマーク、点字シールなどが取り付けられ稼動を開始した可動式ホーム柵(2008年7月14日撮影)
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可動式ホーム柵ではなく壁だけが設置されて廃止された旧3番ホーム(2008年7月14日撮影)
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可動式ホーム柵設置後、初にして唯一6000形の始発運用(28列車) 始発列車の手歯止めも見える(2008年8月10日撮影)
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可動式ホーム柵と電車の乗降口位置は同一のため運用に支障は無かった(2008年8月10日撮影)
利用状況
札幌市交通局によると、2020年(令和2年)度の一日平均乗車人員は8,594人であった。
近年の1日平均乗車人員の推移は以下のとおりである。
年度
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1日平均 乗車人員
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出典
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2008年
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9,232
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[6]
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2009年
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8,975
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[6]
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2010年
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9,015
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[6]
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2011年
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9,157
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[6]
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2012年
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9,385
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[6]
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2013年
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9,719
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[6]
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2014年
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10,001
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[6]
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2015年
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10,292
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[7]
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2016年
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10,593
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[8]
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2017年
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10,808
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[8]
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2018年
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10,953
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[9]
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2019年
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10,793
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[9]
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2020年
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8,594
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[10]
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駅周辺
バス路線
1〜3番のりばは1982年(昭和57年)11月10日に供用開始した「南郷7丁目バスターミナル」。3番のりばは降車専用。2021年(令和3年)12月の平日1日あたり、スクールバス等の非公示便を除く発着便数は、バスターミナル・路上停留所を合わせて158便(感染症流行による一時運休便を含む)[11]。
2024年(令和6年)4月1日現在。すべての路線が北海道中央バス。路線詳細は、72と白25は白石営業所、澄78は西岡営業所を参照[12]。
- 1番のりば
- 2番のりば
- 路上 2番出入口側
その他
- 駅スタンプは南郷7丁目駅のイニシャルNの中に札幌市民防災センターが描かれている[13]。
隣の駅
- 札幌市営地下鉄
- 東西線
- 白石駅 (T13) - 南郷7丁目駅 (T14) - 南郷13丁目駅 (T15)
脚注
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
南郷7丁目駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク