加藤 利緒菜(かとう りおな、英語: Riona Kato、1998年2月7日 - )は、日本の女性フィギュアスケート選手(女子シングル)。2014年アジアフィギュア杯2位。
人物
大阪府大阪市出身。叔母にコーチの加藤ゆかりがいる[1]。
大阪市立菫中学校、長尾谷高等学校を卒業。2016年4月に同じくスケート選手の宇野昌磨、新田谷凜、磯邉ひな乃等と共に中京大学スポーツ科学部へ入学。
経歴
2009-2010シーズン、全日本ノービス選手権で3位、初出場となった全日本ジュニア選手権では7位に入った。翌年の2010-2011シーズン、全日本ノービス選手権で初優勝を果たす。
2011-2012シーズン、ISUジュニアグランプリシリーズに初参戦し、ボルボ杯に出場。翌2012-2013シーズン、全日本ジュニア選手権では2位に入り、同大会で初めて表彰台に立った。初出場となった全日本選手権では6位と健闘した。
2012-13シーズン、3シーズンぶりに出場した全日本ジュニア選手権で、宮原知子に続き2位に入り、全日本選手権では初出場ながら6位と健闘する。シーズンの締め括りとなるプランタン杯では、ジュニアクラスの国際大会で初めて優勝を果たす。
2013-2014シーズン、JGPコシツェで3位に入り、国際スケート連盟の公式大会で初めて表彰台に立った[2]。全日本ジュニア選手権ではショートプログラムで14位と出遅れ、総合7位となる[3]。同年の全日本選手権では13位に終わり、シーズン最後のトリグラフトロフィーで4位となる。
2014-15シーズン、初戦のアジアフィギュア杯で本郷理華に続いて2位、2戦目のUSインターナショナルクラシックでは3位に入った。初参戦となったISUグランプリシリーズのNHK杯では、ショートプログラムでジャンプのミスが響き8位と出遅れるが、フリーでは全体の4位に入り、総合で5位となった。全日本選手権ではショートプログラムで5位につけるが、フリーで7位となり総合7位に入る。シーズンの締め括りとなるプランタン杯ではヨシ・ヘルゲソンに続いて2位に入る。
2015-16シーズン、初戦のアジアフィギュア杯で三原舞依に続いて2位入賞、続くネペラ杯では5位となる。ISUグランプリシリーズのロステレコム杯では10位に終わる。全日本選手権では20位となり昨年よりも格段に順位を下げる。
技術・演技
アクセルを除く5種類のトリプルジャンプを跳ぶことができる。コンビネーションでは、3回転トゥーループ-3回転トゥーループ、2回転半アクセル-3回転トゥーループを成功させたほか、2014-15シーズンより3回転フリップ-3回転トゥーループを取り入れている。
主な戦績
詳細
2011-2012 シーズン
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開催日
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大会名
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SP
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FS
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結果
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2011年8月31日 - 9月3日
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ISUジュニアグランプリ ボルボ杯(リガ)
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7 42.12
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12 73.85
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11 115.97
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2010-2011 シーズン
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開催日
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大会名
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SP
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FS
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結果
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2010年3月31日 - 4月3日
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2011年ガルデナスプリング杯 ノービスクラス(ガルデナ)
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1 39.51
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1 63.28
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1 102.79
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2010年10月29日 - 31日
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第14回全日本フィギュアスケートノービス選手権(千葉)
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1 84.82
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1 84.82
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プログラム使用曲
脚注
- ^ 示す存在感 加藤利緒菜(3)[フィギュアスケート企画] - 大阪日日新聞
- ^ 加藤利緒菜は3位/フィギュア SANSPO.COM
- ^ 第82回全日本フィギュアスケートジュニア選手権大会
- ^ フリーに進出出来ず
- ^ フィギュアスケート、今季の飛躍が期待されるシニア女子選手【後編】大きな飛躍が期待される加藤利緒菜
外部リンク