伊南バイパス
伊南バイパス(いなんバイパス)は、長野県の上伊那郡飯島町から駒ヶ根市に至る、全長約9キロメートル (km) の国道153号バイパスである。 概要伊南バイパスは、飯島町から駒ヶ根市を通過する国道153号現道の交通渋滞の解消や交通安全の確保を目的に、2001年に着工したバイパス道路である[1]。2018年の全線開通時における総事業費は約412億円である[1]。特に田切地形の目立つ飯島町区間は橋梁部が多くを占める。計画は片側2車線の4車線道路であるが、中通り入口交差点から琴平町交差点の区間を除き、暫定2車線(片側1車線)で供用されている[1]。 駒ヶ根市福岡 - 飯島町田切間の中田切川に架かる中央アルプス大橋は、橋長990メートル、幅員約13メートル、地上高は最大約40メートルあり、2018年11月17日の開通時点において、一般道路では長野県内最長の橋である[1]。橋の名称は、駒ヶ根市と飯島町でつくる伊南バイパス建設促進期成同盟会が公募して決定した[1]。 2004年2月に当時の長野県知事田中康夫が伊南バイパスの飯島町区間周辺開発について異論をはさみ、それをきっかけにして飯島町の高坂宗昭町長が地元に対して問題提起を図り、道路景観に関する独自の景観形成・土地利用住民協定を策定していたが、飯島町が景観法に定める「景観行政団体」となり、町独自の景観計画を策定[2]して景観行政事務を行うことになったことから、田切地区が2023年2月18日に、飯島地区・本郷地区が2024年3月31日にそれぞれ廃止することとなった[3][4]。 路線データ
沿革
橋
交差する道路
周辺の主な施設
脚注注釈出典
関連項目外部リンクInformation related to 伊南バイパス |