京都府立綾部高等学校

京都府立綾部高等学校
地図北緯35度18分03秒 東経135度14分15.7秒 / 北緯35.30083度 東経135.237694度 / 35.30083; 135.237694座標: 北緯35度18分03秒 東経135度14分15.7秒 / 北緯35.30083度 東経135.237694度 / 35.30083; 135.237694
過去の名称 城丹農業高校、綾部工業高校(現綾部高校と併合→その後新制)
国公私立の別 公立学校
設置者 京都府の旗 京都府
学区 中丹通学圏(一部北部全域)
校訓 探眞究理(校是)
設立年月日 1893年(明治26年)
共学・別学 男女共学
分校 東分校(由良川キャンパス)
課程 本校:全日制
分校:全日制及び定時制
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科、農業科、園芸科、農芸化学科
学科内専門コース 普通科〔グローバル特進コース、ユニバーサル探求コース、スポーツ総合専攻〕
学期 3学期制
学校コード D126210000300 ウィキデータを編集
高校コード 26122A
所在地 623-0042(本校)
623-0012(東分校)
京都府綾部市岡町長田18(本校)
京都府綾部市川糸町堀ノ内18番地(東分校)
外部リンク 公式サイト(本校)
公式サイト(東分校)
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
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京都府立綾部高等学校(きょうとふりつ あやべこうとうがっこう)は、京都府綾部市岡町長田に所在する高等学校。同市川糸町堀ノ内に東分校を設置している。通称は綾高(あやこう)。

設置学科

本校(四尾山キャンパス)
  • 全日制普通科(グローバル特進コース・ユニバーサル探求コース・スポーツ総合専攻)
東分校(由良川キャンパス)
  • 全日制農業科・園芸科・農芸化学科
  • 定時制普通科

沿革

  • 綾部高校は、下記の3校の合併でできた高校である。

京都府立城丹農業高等学校

  • 1893年(明治26年) - 前身となる京都府蚕糸業組合立高等養蚕伝習所(初代所長はグンゼ創業者の波多野鶴吉)が設立される。もともと綾部市周辺では、蚕糸業が盛んであった。
  • 1948年(昭和23年)4月 - 後の学制改革に伴い、京都府立城丹農業高等学校(きょうとふりつ じょうたんのうぎょうこうとうがっこう)となる。

京都府立綾部高等学校(合併前)

  • 1907年(明治40年) - 何鹿郡立女子実業学校として設立される。
  • 1948年(昭和23年)4月 - 学制改革に伴い、京都府立綾部高等学校となる。

京都府立綾部工業高等学校

  • 1943年(昭和18年) - 前身となる、京都府立綾部工業学校が設立。
  • 1948年(昭和23年)4月 - 学制改革に伴い、京都府立綾部工業高等学校(きょうとふりつ あやべこうぎょうこうとうがっこう)となる。民俗学研究でも有名な磯貝勇が戦後まもない頃、教頭、校長を務めていた。

3校の合併後

  • 1949年(昭和24年)10月 - 京都府立城丹農業高等学校、京都府立綾部高等学校、京都府立綾部工業高等学校が合併、新しく京都府立綾部高等学校になる。全日制普通科・農業科・養蚕科・工業科商業科が、昼間定時制には普通科・農業科が、夜間定時制には普通科・商業科が設置された。また、何鹿郡中上林村(現在の綾部市東部)に上林分校(かんばやしぶんこう)がおかれ、こちらには普通科及び農業科がおかれた。
  • 1951年(昭和26年)11月14日 - 昭和天皇が行幸(昭和天皇の戦後巡幸[1]
  • 1956年(昭和31年) - 全日制課程及び昼間定時制課程に家政科がおかれる。
  • 1961年(昭和36年) - 農芸化学科がおかれる。
  • 1968年(昭和43年) - 園芸科がおかれる。また、昼間定時制課程が募集停止になり、後に廃止。
  • 1970年(昭和45年) - 上林分校廃止。
  • 1985年(昭和60年) - 普通科に、Ⅰ類、Ⅱ類、Ⅲ類がおかれる。
  • 1995年(平成7年) - 家政科募集停止。後に廃止。
  • 2014年(平成26年) - 普通科第Ⅲ類体育系から普通科スポーツ総合専攻へ名称変更する。
  • 2014年(平成26年) - 普通科に京都の府立高校で初めての特進コースが新設される。[2]
  • 2019年(令和元年)- 京都先端科学大学と高大連携協定を締結。[3]
  • 2022年(令和4年)- 普通科がグローバル特進コース、ユニバーサル探求コースに再編される。

校歌

  • 作詞:小菅謙三/作曲:平井保喜(平井康三郎
  • 本校の南にある山、四尾山や、綾部市内を流れる由良川などが歌詞に登場する。

校風

  • 府内有数の伝統校であり、多くの卒業生を送り出している。
  • 本校(四尾山キャンパス)と東分校(由良川キャンパス)全日制の生徒とは、主に部活や学校祭で接点があるが、定時制の生徒と全日制の生徒とは、殆ど接点がない。
  • 学校祭は毎年9月頃に本校で行われる。

本校(四尾山キャンパス)

  • 比較的自由であり、携帯電話などの持ち込みも自由とされている。
  • 全日制普通科では、1年次のは共通カリキュラムで授業を行い、2年次より希望進路によって、グローバル特進コース(国公立大学、私立大学志望者)、ユニバーサル探求コース(私立大学、短大、専門学校、就職希望者)に分けられる。
  • 京都府北部(中丹通学圏、丹後通学圏)で唯一のスポーツ総合専攻では、ゴルフ実習や独自の合宿など、スポーツの専門的な知識・実践力を身につけ、地域の人々の豊かな暮らしに貢献できるスポーツリーダーの育成を目指している。世界や国内トップレベルで活躍するアスリートを育成しており、スポーツ系科目の時間数が多い。
  • 普通科の修学旅行は全員で台湾に行っている。

東分校(由良川キャンパス)

  • 農業科、園芸科は合同でクラスが編成されている。
  • 普通科では習えない農園芸・農芸化学などの科目がある。
  • 9月の文化祭ではクラス単位での発表のほか、農産物の即売会も行っている。11月には東祭[収穫感謝祭](あずまさい)という、東分校独自の行事も行われる。

部活動

  • ソフトテニス部の男子は過去に何度かインターハイに団体や個人で出場したこともある。
  • 1992年創立のカヌー部は国体に出場したり、インターハイの常連である強豪である。
  • 男子ソフトボール部もインターハイの常連校であり、強豪である。
  • また、陸上部も強豪である。近年、競歩や長距離走でその名を知られるようになった。インターハイに出場して入賞したり、世界ユース選手権の日本代表に選ばれた選手もいる。
  • 野球部は2017年春の京都府大会で準優勝、同年夏の京都府大会でもベスト4に進出しており、府北部の強豪校である。
  • 放送部は毎週土曜日地元のFM局エフエムあやべ(FMいかる)で番組を収録している。また、各種行事での司会も担当している。
  • 硬式テニス部が使用するテニスコートはオムニコート(全面芝)であり、雨でも使用可能。現在男女1コートずつ使用している。ちなみにコートは校舎からやや離れた場所にあり柵も無かった為、以前はそこから一部生徒が登校していた。その事が問題となり、現在では門が設置された。
  • ダンス部がある高校は、府北部では綾部高校のみである。各種イベントにも出演し、人気が高い。
  • 軽音楽同好会が令和3年度に新設された。
  • 分析化学部は様々な表彰を受け、同部が呼びかける由良川クリーン作戦(年1回開催)には国土交通省福知山河川事務所や綾部市内の各種団体・企業が協力し、毎年300名を超える参加者が由良川のゴミを拾っている。

交通

著名な出身者

脚注

  1. ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、106頁。ISBN 978-4-10-320523-4 
  2. ^ 綾高普通科特進コース 26年度からスタート!”. 2020年7月12日閲覧。
  3. ^ 京都府立綾部高等学校と高大連携協定を締結しました”. 2020年7月12日閲覧。

関連項目

外部リンク