亜硫酸バリウム(ありゅうさんバリウム、英: Barium sulfite)はバリウムの亜硫酸塩で、化学式BaSO2で表される無機化合物。白色の粉末で、紙の製造に用いられるが、他のバリウム化合物と同様に毒性を持つ[2]。
安全性
日本の毒物及び劇物取締法では劇物に分類される。ラットへ経口投与した場合の半数致死量(LD50)は375mg/kg。皮膚や眼に対する刺激性がある。不燃性であるが、加熱により分解し、硫黄酸化物などの有害ガスを生じる。酸類との接触で、亜硫酸ガスを生じる[3]。
脚注
- ^
Lide, David R. (1998), Handbook of Chemistry and Physics (87 ed.), Boca Raton, FL: CRC Press, pp. 4–45, ISBN 0849305942
- ^ barium sulfite. Answers.com. McGraw-Hill Dictionary of Scientific and Technical Terms, McGraw-Hill Companies, Inc., 2003. http://www.answers.com/topic/barium-sulfite, accessed July 19, 2009.
- ^ 化学物質等安全データシート(昭和化学株式会社)