井伊谷駅(いいのやえき)は、静岡県引佐郡引佐町井伊谷(開業時は旧・引佐郡井伊谷村井伊谷、現・浜松市浜名区引佐町井伊谷)にあった遠州鉄道奥山線の駅(廃駅)である。奥山線の部分廃線に伴い1963年(昭和38年)5月1日に廃駅となった。
歴史
駅構造
廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する地上駅であった[3]。
列車交換設備を有さない無人駅となっていた[4]。
駅周辺
旧・引佐郡井伊谷村の代表駅であるが、中心部からは離れていた[5]。
駅跡
2007年(平成19年)8月時点では、場所は特定できない状況であった[6]。
また、1997年(平成9年)時点では、正楽寺駅跡附近から小斎藤駅跡手前附近までの線路跡が道路に転用されており[7]、2007年(平成19年)8月時点でも同様で[4][6]線路跡の雰囲気が残り[6]、2010年(平成22年)時点でも同様であった[8]。
そのほか、1997年(平成9年)時点では、奥山方の、神宮寺川を渡る「神宮寺川橋梁[4]」が道路橋として再利用されており[7]、2007年(平成19年)8月時点では橋桁、ガーダー共に使用中で[4]、2010年(平成22年)時点でも同様であった[8]。
隣の駅
- 遠州鉄道
- 奥山線
- 気賀口駅 - 井伊谷駅 - 四村駅
- かつて気賀口駅と当駅との間に正楽寺駅が存在した(1923年(大正12年)4月15日開業、戦時中休止、1946年(昭和21年) - 1952年(昭和27年)の間に廃止[2](あるいは戦時中に廃止[1])。
脚注
- ^ a b c d 書籍『新 鉄道廃線跡を歩く3 北陸・信州・東海編』(JTBパブリッシング、2010年4月発行)216ページより。
- ^ a b c 書籍『日本鉄道旅行地図帳 全線全駅全廃線 7 東海』(監修:今尾恵介、新潮社、2008年11月発行)35ページより。
- ^ a b c d 書籍『新 消えた轍 6 中部』(著:寺田裕一、ネコ・パブリッシング、2011年5月発行)71ページより。
- ^ a b c d 書籍『私鉄の廃線跡を歩くII 関東・信州・東海編』(著:寺田裕一、JTBパブリッシング、2008年1月発行)44-47ページより。
- ^ 書籍『RM LIBRARY 10 追憶の遠州鉄道奥山線』(著:飯島嚴、ネコ・パブリッシング、2000年5月発行)9,26ページより。
- ^ a b c 『新 消えた轍 6』77ページより。
- ^ a b 書籍『鉄道廃線跡を歩くIII』(JTBパブリッシング、1997年5月発行)93-94ページより。
- ^ a b 『新 鉄道廃線跡を歩く3』129ページより。
関連項目
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*の駅は戦時中休止、1946年(昭和21年) - 1952年(昭和27年)の間に廃止(または戦時中廃止) |