二条 為雄(にじょう ためお)は、鎌倉時代後期の公卿。参議、従二位、右衛門督。歌道家である二条家(二条派)嫡流に生まれる。権大納言二条為氏の二男。当初、兄為世の二男為藤を猶子としていたが、為世の嫡男為道が早世したため、為藤は嫡家を継いだ。
経歴
以下、『公卿補任』、『尊卑分脈』の内容に従って記述する。
亀山法皇の葬儀に参列
嘉元3年(1305年)9月17日、亀山法皇の葬儀に為雄が参列している様子が『増鏡』に記述されている[5]。
脚注
- ^ 嘉元3年(1305年)9月17日、出家。
- ^ この時、侍従を兼ねていたか。
- ^ 12月22日に3名が参議に任ぜられていることから、為雄が参議を辞したのは12月22日前後と考えられる。
- ^ 亀山法皇が9月15日に崩御したため。27日には法皇の素服を賜った。
- ^ 『増鏡』第11「さしぐし」による。
参考文献