中村 陸平(なかむら りくへい、1874年〈明治7年〉8月9日 - 1936年〈昭和11年〉6月21日[3])は、明治時代後期から昭和時代戦前の政治家。醸造家。静岡県浜名郡天神町村長、浜松市長。
経歴
静岡県敷知郡向宿村(天神町村、浜名郡天神町村、浜松市天神町、浜松市中区天神町を経て、現浜松市中央区天神町)に生まれる。中村五郎七の長男[注 1]。家業は酒造業で、祖父の五郎七は天神町報徳社を設立した人物。祖父の薫陶を受け、1904年(明治37年)天神町報徳社の社長に就いた。その後も、昭和に入ってから全国報徳社の中核である大日本報徳社監事、同理事を経て、同盟社長となった。
地方政界でも活躍し、1899年(明治32年)浜名郡会議員を経て、1915年(大正4年)から1921年(大正10年)まで天神町村長、浜松市に合併後、1922年(大正11年)から1928年(昭和3年)まで浜松市会議員を歴任した。同年、浜松市長に選ばれ、1932年(昭和7年)まで在任。上水道敷設事業や都市計画事業に尽力した。ほか、浜松委托取締役、静岡県酒造組合長、浜松商業銀行、西遠酒造研究所各取締役などを務めた。
親族
- 長男 中村達一郎(実業家)
- 孫 中村雄次(天神町報徳社社長、浜松市文化協会理事長)
脚注
注釈
- ^ 『静岡県歴史人物事典』343頁には父は逸郎とあり、14歳の時に死別したとある。
出典
- ^ 『全国歴代知事・市長総覧』日外アソシエーツ、2022年、231頁。
参考文献
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2005年7月1日編入 |
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