中谷良作

中谷 良作(なかや りょうさく、1932年昭和7年)6月2日[1] - )は、日本政治家。元静岡県天竜市(4期)。

経歴

静岡県磐田郡光明村(のち二俣町→天竜市、現・浜松市)出身。地元の光明中学校(現在、廃校)卒業後、光明村役場に入り[1]、光明村合併後は二俣町役場に勤務[1]。その後、天竜市役所勤務となり[1]、福祉事務所長、秘書課長、総務部長、助役を経て、1992年、天竜市長に当選した[1]。市長は浜松市に合併されるまでの2005年まで4期務めた。

市長退任後の2006年、孫の推薦入試を巡り、在籍していた県立天竜林業高等学校の校長に現金などを渡したとして贈賄の容疑で逮捕された。2008年浜松簡裁で罰金70万円の略式命令を受けた。その後、「自白は虚偽」だったと再審を請求した[2]。浜松簡裁は「捜査機関の追及で虚偽自白に追い込まれたとは考えられない」として2023年5月8日付で請求を棄却した。弁護側は不服として11日に東京高裁に即時抗告した[3]

脚注

  1. ^ a b c d e 『新訂 現代政治家人名事典 : 中央・地方の政治家4000人』391頁。
  2. ^ 元天竜市長が再審請求 浜松簡裁に意見書 中日新聞2020年10月17日2021年11月26日閲覧。
  3. ^ “元天竜市長の再審請求棄却 大学入試巡る贈賄罪”. 産経新聞. (2023年5月13日). https://www.sankei.com/article/20230513-SAT2AEN3BFK3XPLO7CHCCTHXVQ/ 2023年5月13日閲覧。 

参考文献