中国サイバー軍(ちゅうごくサイバーぐん)とは、中国の電子戦部隊。主に中国人民解放軍総参謀部第三部二局中国人民解放軍61398部隊(PLA Unit 61398)を指すとされるが、中国政府が2011年に認めた「ネット藍軍」およびメディア・リサーチが指摘する「海南島基地の陸水信号部隊」などの複数指摘があり、これらが同一組織なのか別の組織なのかは明らかになっていない。
また民間団体委託も報道されており[1]、さらには米国年次報告書には国防科工局による民間人スカウトの可能性も指摘されており、その全容は分かっていない。
これらがサイバー戦部隊とされ総称として中国サイバー軍と呼ばれる。
2014年5月、アメリカ合衆国司法省はサイバー攻撃によって米国の原発や鉄鋼、太陽電池関連の企業から情報を盗んだとして、61398部隊第三旅団に所属する将校5人の氏名を特定し、刑事訴追した[20]。また、FBIは重要容疑者の情報を公開する「Wanted」のページにて、「Cyber’s Most Wanted」(サイバー犯罪の分野における最重要容疑者)として5人の容疑と顔写真を公開した[21]。