三宝寺(さんぽうじ)は、熊本県宇城市小川町南部田に所在する黄檗宗の寺院である。山号は梵福山。
概要
鉄眼一切経(黄檗版大蔵経(鉄眼版))で知られる江戸時代の禅僧・鉄眼道光が、1674年(延宝2年)、守山八幡宮の社僧であった父・佐伯浄信の病に伴い帰省し、父の歿後、生家である居宅を本堂とし三宝寺と名付け創建した[1]。
文化財
- 一切経(大蔵経)版木
- 鉄眼一切経(黄檗版大蔵経(鉄眼版))の版木の殆ど(約6万枚)は、萬福寺塔頭宝蔵院(京都府宇治市)に保存されているが、三宝寺にも1枚保存されている。
境内
寺院近郊
交通アクセス
脚注
- ^ 小川町史編纂委員会編纂 『小川町史』 小川町役場(熊本県)、1979
参考文献
- 熊本日日新聞社編纂『熊本県大百科事典』熊本日日新聞社、1982年、573頁
- 鈴木喬編『熊本の人物』熊本日日新聞社、1982年、92-93頁
- 日本歴史地名大系44『熊本県の地名』平凡社、1985年、645頁中段
- 角川日本地名大辞典編纂委員会編『角川日本地名大辞典43 熊本県』角川書店、1987年、531頁
- 熊本教育振興会『肥後の人物ものがたり』熊本教育振興会事務局、1988年
- 源了円『鉄眼 - 仮字法語・化縁之疏』講談社、1994年
関連項目
外部リンク