リッスン (英:Listen[1]) はアイルランド生産の競走馬、繁殖牝馬である。主な勝ち鞍は2007年のフィリーズマイル(GI)。
戦績
2005年2月3日にアイルランドで誕生。全姉セコイヤ(Sequoyah)はモイグレアスタッドステークス(GI)勝ち馬で、母としてヘンリーザナヴィゲーターを輩出している[3]。
名門エイダン・オブライエン厩舎から2歳6月にデビューし、4戦目の英GIフィリーズマイル(芝8f)を制している。通算成績は6戦2勝(2着2回)[1]。
競走成績
以下の内容は、Irish Racing.comの情報[4]に基づく。
繁殖牝馬時代
アイルランドで初仔となるダンシリの牝馬(Though)を産んだ後、デインヒルダンサーの仔(アスコルティ)を受胎した状態で吉田勝己によってプライベートで購入され[5]、日本のノーザンファームで繁殖生活を開始した。2015年に3番仔のタッチングスピーチ(父ディープインパクト)がローズステークスを制し、産駒初の重賞制覇を達成した。
タッチングスピーチ以降6年連続でディープインパクトの子を出産しており、特に牡馬は高額で取引されている。4番子となる2013年生まれの牡馬(New World Power)は、翌2014年のセレクトセール1歳馬市場でカタール王族のシェイク・ファハドによって同日最高価格の2億6000万円(税抜)で落札され、イギリスに輸出された[3]。5番仔の牡馬(ムーヴザワールド)はサンデーサラブレッドクラブから総額1億5000万円(1口375万円×40口)で募集された[6]。2017年のセレクトセール1歳馬市場では7番仔の牡馬(サトノルークス)が同日の最高価格となる2億7000万円(税抜)で里見治によって落札された。2018年のセレクトセール1歳馬市場では8番仔の牡馬が1億9000万円(税抜)でトニー倶楽部によって落札された[7]。
2023年にはアスコルティ産駒のアスコリピチェーノが阪神ジュベナイルフィリーズを勝利し、孫世代からも重賞馬が出ている。
繁殖成績
血統表
参考
外部リンク