『モナリザたちの冒険』(モナリザたちのぼうけん)は、1987年7月17日から同年9月18日まで放送されたTBSの金曜ドラマ(金曜22:00 - 22:54)。全10回。
概要
このドラマは、当時大竹しのぶの夫だった服部晴治がプロデュースした作品であるが、第2回放送日の1987年7月24日に47歳で急死。これが遺作となった[1]。ちなみに第1回放送日は大竹の30回目の誕生日だった。服部には結婚歴があり、困難を乗り越えた末でのゴールインだったが、結婚生活は5年に満たなかった。「金ドラ」が始まったばかりで、TBS内部でも戦死のようなものだとの声が上がり、大竹も「緑山」での葬儀を希望したということで、緑山スタジオの第1スタジオで通夜・告別式が行われた。
『モナリザたちの冒険』終了の翌週9月25日に『さよなら金曜ドラマ』と題した特番をもって、金曜ドラマは一旦幕を下ろし、同時間枠の後番組『JNNニュース22プライムタイム』がスタートした。これに伴いこのドラマ枠は、スポンサーごと水曜21時台へと移動し、『あなたもスターになりますか』が放送されている。
あらすじ
神奈川県・湘南の町「白江市」が舞台[4]。この町に住む桂ほなみ(大竹しのぶ)は夫と別れ、保育園の保母をしながら一人娘を育てるという生活をしているが、平凡な生活を続けることに物足りなさを感じていたりもしていた。一方で、暮らしを守るささやかな運動を行っている市民サークル「いのくら会」のメンバーとしても活動していた。
市議選が半年後に迫り、いのくら会から矢崎貴子(吉行和子)が候補者として推薦されるが、貴子が突然立候補を取り下げることとなり、その代わりとしてほなみは自分が出ると言い出し、恋人の竹内紀久雄(役所広司)の反対も押し切って市議会議員選挙に出馬することになる。そして八十川緑(加藤治子)が後援会長、酒井アイコ(名取裕子)が事務局長となって支援団体は「ほなみとタンポポの会」(第4話で「モナリザの会」と改称)として出発した[5]。友情や恋愛、家庭内の問題や周囲への波紋や影響など、様々な出来事や騒動などを描いた[6][1]。
キャスト
スタッフ
主題歌
サブタイトル
各話 |
放送日 |
サブタイトル |
脚本 |
演出
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第1話 |
1987年7月17日 |
わたし立候補します! |
筒井ともみ |
生野慈朗
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第2話 |
1987年7月24日 |
もっと燃えてみたい!
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第3話 |
1987年7月31日 |
スキャンダル
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第4話 |
1987年8月7日 |
俺は家出します!
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第5話 |
1987年8月14日 |
突然コンサート! |
矢島正雄 |
浅生憲章
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第6話 |
1987年8月21日 |
危なっかしい4人 |
筒井ともみ |
生野慈朗
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第7話 |
1987年8月28日 |
夜明けまで一緒に
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第8話 |
1987年9月4日 |
女のノリで大集会 |
近藤邦勝
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第9話 |
1987年9月11日 |
選挙戦が始まった!!
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最終話 |
1987年9月18日 |
いよいよ投票日!! |
生野慈朗
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脚注
- ^ a b 『1980年代全ドラマクロニクル』(TV LIFE(学研パブリッシング)編集部編)p.276 「モナリザたちの冒険」の項目
- ^ 週刊テレビ番組(東京ポスト)1987年7月17日号 p.53
- ^ 週刊TVガイド 1987年7月24日号 p.147
- ^ 参考:毎日新聞・朝日新聞・読売新聞・北海道新聞・京都新聞 各縮刷版(それぞれ1987年7月17日~1987年9月18日)、週刊TVガイド 1987年7月17日号~1987年9月18日号、ザテレビジョン 1987年7月17日号~1987年9月18日号、週刊テレビ番組 1987年7月17日号~1987年9月18日号
参考文献
TBS 金曜ドラマ |
前番組 |
番組名 |
次番組 |
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モナリザたちの冒険 【ここまで第1期】
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TBS系列 金曜22時台 |
男たちによろしく
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モナリザたちの冒険 【当番組まで金曜ドラマ枠】
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