メーグナー・グルザール(Meghna Gulzar、1973年12月13日[1] - )は、インドのヒンディー語映画で活動する映画監督、映画プロデューサー。グルザールの娘であり、父の監督作品『Hu Tu Tu』で共同脚本を務めた後[2]、2002年に『Filhaal...』で監督デビューした。代表作には『有罪/Guilty(英語版)』『同意(英語版)』があり[3]、『同意』でフィルムフェア賞 監督賞を受賞している。
生い立ち
1973年12月13日、ムンバイに暮らすグルザールとラキー・グルザール(英語版)の娘として生まれる。名前の「メーグナー」は母ラキーが名付けたもので、メグナ川に由来している[4]。
キャリア
メーグナーはフリーライターとして『ザ・タイムズ・オブ・インディア』やインド国立映画開発公社が発行する『シネマ・イン・インディア』に記事を寄稿しており、インド詩協会(英語版)にも詩を投稿していた。大学で社会学を学んだ後、メーグナーは映画製作の道に進み、サイード・アクタル・ミルザ(英語版)の下で助監督としてキャリアを積んだ。1995年にはニューヨーク大学ティッシュ芸術学部(英語版)の映画製作短期コースで技術を学び、インドに帰国後は父グルザールが製作した『Maachis』『Hu Tu Tu』にアシスタントとして参加した。同時期にドゥールダルシャンのドキュメンタリー番組やミュージックビデオの製作を手掛けながら、映画の脚本の構想を練っていた。
2002年にスシュミタ・セーン(英語版)、タッブーを起用した『Filhaal...』で監督デビューし[5]、2007年には2作目となる『Just Married』を製作した[6]。また、アンソロジー映画『Dus Kahaniyaan』の製作にも参加し、アムリタ・シン主演の「Pooranmasi」の監督を務めている。2015年は2008年ノイダ二重殺人事件(英語版)を題材とした『有罪/Guilty(英語版)』を製作し[7][8]、主要キャストとしてイルファーン・カーン、コーンコナー・セーン・シャルマー、ニーラジ・カビ(英語版)を起用している。同作は批評家から高い評価を受け、メーグナーはフィルムフェア賞 監督賞にノミネートされた。2018年にはジャングリー・ピクチャーズ(英語版)、ダルマ・プロダクション(英語版)製作のスパイ・スリラー映画『同意(英語版)』の監督を務め[9][10]、主要キャストとしてアーリヤー・バット、ヴィッキー・コウシャルを起用している[11]。同作はハリンダル・シッカの小説『Calling Sehmat』を原作としており[12]、興行収入19億3000万ルピーを記録するなど大きな成功を収め、『同意』はフィルムフェア賞 作品賞(英語版)を受賞し、メーグナーもフィルムフェア賞監督賞を受賞している。
2020年にはアシッドアタックの被害を受けたラクシュミー・アグルワール(英語版)の半生を描いた伝記映画『Chhapaak』を製作し、ディーピカー・パードゥコーンを主演に迎えた同作は批評家から絶賛された[13]。2023年には第三次印パ戦争でインド陸軍参謀総長(英語版)を務めたサム・マーネークショー(英語版)の半生を描いた伝記映画『Sam Bahadur』を製作し、主演にはヴィッキー・コウシャルを起用している[14]。
フィルモグラフィー
受賞歴
出典
外部リンク
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1954-1960年 | |
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1961-1980年 | |
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1981-2000年 | |
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2001-2020年 | |
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2021-2040年 | |
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