『ミスター・ノーボディ』(原題:Il mio nome è Nessuno / My Name is Nobody)は、1973年制作のマカロニ・ウェスタン(イタリア、フランス、西ドイツ、アメリカ合作)。
マカロニ・ウェスタン・ブームの末期に制作され、“最後のマカロニ・ウェスタン”と呼ばれている。
原案・製作総指揮はセルジオ・レオーネ、監督はその愛弟子のトニーノ・ヴァレリだが、DVDのジャケットやレオーネの発言によると、冒頭の早撃ちやクライマックスの決闘などのアクションシーンはレオーネが演出したとされており、キャストのテレンス・ヒルもインタビューで認めているが、ヴァレリはこれを否定している[4][5][6]。
あらすじ
派手な逸話を持ち西部で名を馳せ、無頼で無敗の早撃ちガンマンのジャック・ボーレガードは功名心狙いで追われる日々と高齢を理由に足を洗い、ヨーロッパで静かに余生を送ることを決意。過去に取りそこねた報酬を奪い戻すため西部を放浪しつつ、ヨーロッパ行きの船に乗るため、ニューオーリンズに向かう。
その道中、ジャックの前に西部の何処にでも居そうな陽気で若い風来坊の男が現れる。彼は自らをノーボディ”誰でもない”と名乗り、ジャックの最期をこの目で見届けたいと付きまとう。
ジャックはノーボディに付きまとわれた末に、大物のジャックを亡きものにと追いかける150人のワイルド・バンチをジャックは単独で迎え撃ち、苦もなく撃退。先を急ごうとするもノーボディはどこまでもついて来る。そして2人は遂に最後の対決を迎えることになる。
芝居の決闘に敗れたジャックは表向き死亡扱いとされ、今や過去の人となったジャックは密かに船上の人となりノーボディに送る手紙を綴る。
キャスト
※番外 サム・ペキンパー 墓標・名前のみ
- オルスタックソフトから発売のDVD・ブルーレイには全ての吹替を収録
脚注
外部リンク