マット・オア(Matt Orr)こと、マシュー・エリオット・ウィン・カイ・チン・オア(英語: Matthew Elliot Wing Kai Chin Orr, 中国語: 安永佳、1997年1月1日 - )は、香港(旧イギリス領香港)西営盤(中国語版)出身のプロサッカー選手。深圳新鵬城足球倶楽部所属。ポジションはFW。香港代表。
経歴
香港で生まれ育ち、11歳の時に地元のクラブチームの傑志体育会のアカデミーに加入した[1]。3年後にアメリカ合衆国に渡り、サッカー教育をさらに進めるためにIMGアカデミーに入学したが、毎年夏に香港に戻り傑志でトレーニングを続けていた[2]。
2016年、サンフランシスコ大学に進学、WCCオール・フレッシュマンチームに選出された。2017年には中心メンバーとして活躍、チームのウェストコーストカンファレンス優勝に貢献した[3]。
2019年1月、シラキュース大学へ転校した[4]。
2019年7月3日、傑志体育会に加入する事が発表された[5] 。12月27日、香港に戻り、ユース時代に所属していた傑志と契約を交わした[6] 。
2020年2月11日、サップリングカップ(中国語版)の標準流浪戦でプロデビューを果たした[7]。11月22日に行われた香港プレミアリーグの試合で初得点を決めた。
2022年8月31日、中国サッカー・甲級リーグの広西平果哈嘹足球倶楽部(中国語版)へ完全移籍で加入しました[8]。
代表歴
12歳のとき、世代別の香港代表に選出された。アジア競技大会のU-23香港代表に初招集された[9] 。
2019年、広東・香港カップ(中国語版)の香港代表に選ばれ、セカンドレグでゴールを決めたが、その後の暴力行為で退場処分となった[10]。
2020年、モンゴルのウランバートルで開催されたAFC U-23選手権・予選のメンバーに選出された。3試合全てに先発出場し、アシストも記録した。
2020-21シーズンの香港プレミアリーグで印象的な活躍をした後、2022 FIFAワールドカップ・アジア2次予選のイラン、イラク、バーレーン戦のメンバー25人に選出された。2021年6月3日のイラン戦で国際デビューを果たし、香港代表として初ゴールを決めた[11]。
2022年アジア競技大会でOA枠としてU-23香港代表に選出、U-23パレスチナ戦で先制点を決め[12]、U-23イラン戦でアシストを記録した[13]。
人物
香港でニュージーランド人の父と中国人の母の間に生まれ育った。また、ニュージーランドのパスポートを所持している[14]。
脚注
外部リンク