ホリスキーは日本の競走馬。名馬マルゼンスキーの初年度産駒で、おもな勝ち鞍は菊花賞。また主戦騎手であった菅原泰夫はホリスキーの勝利で史上3人目の菊花賞連覇を成し遂げた。菊花賞勝ちタイムの3分05秒4は当時のレコードタイムであり、1992年にライスシャワーに破られるまで菊花賞のレコードタイムであった。
戦績
1982年1月に東京競馬場でデビュー。新馬戦を惨敗した後、翌月の中山競馬場の未勝利戦で9馬身差で圧勝し初勝利をあげる。
その後、条件戦の連勝等もあり、東京優駿(日本ダービー)に駒を進めるもバンブーアトラスに大きく離された9着に終わる。
秋は条件戦を一戦挟んで菊花賞に出走。9番人気と低評価ではあったが、一番人気ハギノカムイオーの大逃げもありレコードで快勝。マルゼンスキー産駒初の八大競走勝利となった。
その後は、慢性的な脚部不安にも悩まされ、オープン1勝に終わったものの、1983年の天皇賞(春)で2着、翌年の同レースでも3着に入着するなど、長距離戦で力を発揮した。1984年の天皇賞(秋)を最後に現役引退した。
なお、同馬の勝利したオープンは中央競馬会主催の平地競走では最後の特別競走ではないオープン競走となった。
引退後
引退後は、マルゼンスキーの後継としてアロースタッドで種牡馬入りした。産駒はGI未勝利であったが、種牡馬としてもある程度の実績を残している。2003年に種牡馬引退。その年の11月、アロースタッドで老衰から来る心不全により死亡した。
競走成績
以下の内容は、netkeiba.com[1]の情報に基づく。
競走日 |
競馬場 |
競走名 |
距離(馬場) |
頭 数 |
馬 番 |
人気 |
着順 |
タイム |
着差 [秒] |
騎手 |
斤量 [kg] |
1着馬(2着馬)
|
1982.
|
01.
|
31
|
東京
|
4歳新馬
|
芝1600m(良)
|
18
|
15
|
10人
|
11着
|
1:39.7
|
1.8
|
菅原泰夫
|
55
|
インターマドンナ
|
|
02.
|
28
|
中山
|
4歳未勝利
|
ダ1700m(良)
|
10
|
3
|
3人
|
1着
|
1:45.7
|
-1.5
|
菅原泰夫
|
55
|
(ミヤトリーフ)
|
|
03.
|
20
|
中山
|
若草賞
|
芝1800m(稍)
|
14
|
9
|
1人
|
2着
|
1:52.6
|
0.2
|
中野渡清一
|
55
|
ハーバーモナーク
|
|
04.
|
04
|
中山
|
4歳400万下
|
ダ1700m(不)
|
9
|
7
|
1人
|
1着
|
1:44.9
|
-0.1
|
菅原泰夫
|
55
|
(サンユーライン)
|
|
|
25
|
東京
|
4歳800万下
|
芝1600m(良)
|
10
|
8
|
1人
|
1着
|
1:36.7
|
-0.1
|
菅原泰夫
|
55
|
(スーパースワロー)
|
|
05.
|
16
|
東京
|
4歳中距離S
|
芝2000m(良)
|
14
|
14
|
1人
|
5着
|
2:02.1
|
0.2
|
加賀武見
|
56
|
アカデミックボーイ
|
|
|
30
|
東京
|
東京優駿
|
芝2400m(良)
|
28
|
11
|
5人
|
9着
|
2:27.8
|
1.3
|
加賀武見
|
57
|
バンブーアトラス
|
|
10.
|
30
|
東京
|
オパールS
|
芝1600m(良)
|
16
|
8
|
4人
|
2着
|
1:35.5
|
0.2
|
菅原泰夫
|
55
|
ミョウジンホマレ
|
|
11.
|
14
|
京都
|
菊花賞
|
芝3000m(良)
|
21
|
13
|
9人
|
1着
|
3:05.4
|
-0.2
|
菅原泰夫
|
57
|
(パッシングサイアー)
|
|
12.
|
25
|
中山
|
4歳以上
|
芝1600m(良)
|
10
|
2
|
1人
|
3着
|
1:35.8
|
0.2
|
菅原泰夫
|
57
|
タケノハッピー
|
1983.
|
01.
|
23
|
中山
|
アメリカJCC
|
芝2500m(良)
|
14
|
5
|
2人
|
6着
|
2:35.8
|
0.4
|
菅原泰夫
|
56
|
アンバーシャダイ
|
|
02.
|
20
|
東京
|
目黒記念
|
芝2500m(稍)
|
10
|
3
|
2人
|
4着
|
2:37.8
|
0.2
|
菅原泰夫
|
57
|
トウショウゴッド
|
|
04.
|
03
|
中山
|
アルゼンチン共和国杯
|
芝2500m(稍)
|
12
|
12
|
3人
|
3着
|
2:36.9
|
0.0
|
菅原泰夫
|
56
|
ミナガワマンナ
|
|
|
29
|
京都
|
天皇賞(春)
|
芝3200m(良)
|
15
|
5
|
2人
|
2着
|
3:22.4
|
0.1
|
菅原泰夫
|
58
|
アンバーシャダイ
|
1984.
|
01.
|
22
|
中山
|
アメリカJCC
|
ダ1800m(不)
|
8
|
8
|
4人
|
2着
|
1:52.7
|
0.1
|
菅原泰夫
|
57
|
シュウザンキング
|
|
04.
|
08
|
中山
|
エイプリルS
|
芝2000m(良)
|
8
|
5
|
1人
|
1着
|
2:05.1
|
-0.1
|
菅原泰夫
|
60
|
(サクラシンボリ)
|
|
|
29
|
京都
|
天皇賞(春)
|
芝3200m(良)
|
19
|
7
|
1人
|
3着
|
3:22.6
|
0.2
|
菅原泰夫
|
58
|
モンテファスト
|
|
06.
|
03
|
阪神
|
宝塚記念
|
芝2200m(良)
|
15
|
12
|
2人
|
10着
|
2:14.2
|
1.8
|
田島良保
|
57
|
カツラギエース
|
|
10.
|
28
|
東京
|
天皇賞(秋)
|
芝2000m(良)
|
15
|
5
|
6人
|
15着
|
2:01.7
|
2.4
|
菅原泰夫
|
58
|
ミスターシービー
|
種牡馬成績
グレード制重賞優勝馬
- 1987年産
- 1988年産
- 1989年産
- 1990年産
地方重賞優勝馬
- 1986年産
- 1987年産
- マネープラン(中央競馬騎手招待)
- ダンツビューティ(サガ・クイーン賞)
- 1989年産
- 1992年産
- 1993年産
- ユキノゴールド(サラブレッド3歳優駿、読売レディス杯)
- 1996年産
- 1997年産
- リンリンスキー(ペガサスカップ、秋の鞍)
- スーパーセタリオン(栄城賞)
- アクションアラート(新潟ダービー、東北ダービー、青山記念)
- 1998年産
- 1999年産
- 2000年産
- ナゾルスター(奥利根賞、エメラルドカップ)
- オーゴンプリンス(サンライズカップ)
- 2001年産
- 2002年産
ブルードメアサイアーとしての代表産駒
- 1994年産
- 1995年産
- 1996年産
- 1998年産
- 2001年産
- 2003年産
- 2006年産
血統表
Valencianaの系統からは、メジロモンスニー・メジロライデンが出ている。
脚注
- ^ “ホリスキー”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2021年6月27日閲覧。
外部リンク
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1930年代 | |
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1940年代 | |
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1950年代 | |
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1960年代 | |
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1970年代 | |
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1980年代 | |
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1990年代 | |
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2000年代 | |
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2010年代 | |
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2020年代 | |
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