ベトナム第2野戦軍(ベトナムだい2やせんぐん、Ⅱ Field Force, Vietnam)は、アメリカ陸軍がベトナム戦争中に有した軍団(Corps)規模のコマンド(Command)である。
概要
第2野戦軍は第二次世界大戦中にヨーロッパ作戦戦域で活動した第22軍団(英語版)を母体として1966年3月15日に活性化され、その時点でアメリカ陸軍史上最大の軍団級コマンドであった。南ベトナム軍事援助司令部(MACV)に属し、ロンビン区(英語版)(Long Binh)に司令部(headquarters)を設置していた。
第2野戦軍の担当地域はベトナム共和国陸軍(ARVN, 南ベトナム陸軍)が指定する第3軍団戦術区(英語版)(III Corps Tactical Zone)とほぼ同一であった。第3軍団戦術区はサイゴンなど11の省を含む範囲で、のちに第3軍管区(Military Region 3)と改称されている。また1968年のテト攻勢や1970年のカンボジア作戦にも第2野戦軍隷下の部隊が参加している。
1971年5月2日、撤兵決定を受けて不活性化される。設備および連絡等の任務は第3地域支援コマンド(Third Regional Assistance Command, TRAC)に引き継がれた。
隷下部隊
歴代司令官
脚注
参考文献