ブレイクランアウト(欧字名:Break Run Out、2006年4月27日 - )は、日本の競走馬、種牡馬[1]。主な勝ち鞍に2009年の共同通信杯。
馬名の意味は、「ビリヤードで全ての球をノーミスで落とすこと」。
競走馬時代
2歳時(2008年)
7月27日、岩田康誠を鞍上に新潟競馬場でデビュー[3]。3番人気に支持され、レースでは4馬身差で完勝する[3]。その後は秋を見据えて水野馬事センターに放牧に出された。
3か月の休養を経て10月25日、東京のいちょうステークスに出走も直線での不利が応えて4着に敗れる。11月22日の東京スポーツ杯2歳ステークスからは鞍上が武豊に替わる。レースでは外から追い込むも2着に競り負ける。続く12月21日中山の朝日杯フューチュリティステークスでは早めに動くがセイウンワンダーの3着となった。なお、レース後は厩舎で調整された。
3歳時(2009年)
初戦は2月8日の共同通信杯。ここも1番人気に支持され、今度は快勝。初の重賞制覇を飾った。その後は放牧に出さず厩舎で調整され、5月10日のNHKマイルカップに直行した。いちょうステークスから5戦連続での1番人気で推された。道中は中団後方外目を追走しレースを進め、そのまま直線に向いたが伸び切れず9着に敗れた。続く5月31日の東京優駿では武豊がリーチザクラウンに騎乗するため、藤田伸二を新たに迎えた。レースは不良馬場に終始後方のまま15着と大敗した。その後、自厩舎で調整し、秋緒戦は9月12日の朝日チャレンジカップに出走。中団からレースを進め、最後の直線でキャプテントゥーレとの激しい競り合いとなったが、クビ差の2着に敗れた。続く10月25日の菊花賞では見せ場がなく16着と大敗した。
4歳時(2010年)
1年の休養を経て10月23日の富士ステークスに出走。中団からレースを進めたが、またしても直線前が詰まって手綱を引く不利があり、立て直して差を詰めるも5着に敗れた。レース後に右前浅屈腱不全断裂を発症していることが判明[4]、競走能力喪失と診断されたため[5]、11月5日付で競走馬登録を抹消[6]。
競走成績
年月日
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競馬場
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競走名
|
格
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頭数
|
枠番
|
馬番
|
オッズ (人気)
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着順
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騎手
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斤量
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距離(馬場)
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タイム (上り3F)
|
タイム 差
|
勝ち馬/(2着馬)
|
2008
|
7.
|
27
|
新潟
|
2歳新馬
|
|
18
|
8
|
18
|
5.5
|
(3人)
|
1着
|
岩田康誠
|
54
|
芝1600m(良)
|
1.35.4 (33.4)
|
-0.7
|
(ミッキーペトラ)
|
|
10.
|
25
|
東京
|
いちょうS
|
OP
|
12
|
4
|
4
|
1.7
|
(1人)
|
4着
|
岩田康誠
|
54
|
芝1600m(良)
|
1.35.2 (34.6)
|
0.2
|
ダノンカモン
|
|
11.
|
22
|
東京
|
東スポ杯2歳S
|
JpnIII
|
14
|
2
|
2
|
2.1
|
(1人)
|
2着
|
武豊
|
55
|
芝1800m(良)
|
1.47.7 (33.4)
|
0.0
|
ナカヤマフェスタ
|
|
12.
|
21
|
中山
|
朝日杯FS
|
JpnI
|
16
|
3
|
5
|
4.3
|
(1人)
|
3着
|
武豊
|
55
|
芝1600m(良)
|
1.35.2 (35.1)
|
0.1
|
セイウンワンダー
|
2009
|
2.
|
8
|
東京
|
共同通信杯
|
GIII
|
15
|
3
|
5
|
2.8
|
(1人)
|
1着
|
武豊
|
56
|
芝1800m(良)
|
1.47.3 (33.6)
|
-0.3
|
(トーセンジョーダン)
|
|
5.
|
10
|
東京
|
NHKマイルC
|
GI
|
18
|
8
|
16
|
3.3
|
(1人)
|
9着
|
武豊
|
57
|
芝1600m(良)
|
1.33.4 (34.0)
|
1.0
|
ジョーカプチーノ
|
|
5.
|
31
|
東京
|
東京優駿
|
JpnI
|
18
|
4
|
8
|
38.1
|
(11人)
|
15着
|
藤田伸二
|
57
|
芝2400m(不)
|
2.37.8 (42.0)
|
4.1
|
ロジユニヴァース
|
|
9.
|
12
|
阪神
|
朝日CC
|
GIII
|
16
|
6
|
11
|
11.6
|
(4人)
|
2着
|
藤田伸二
|
53
|
芝2000m(稍)
|
2:00.0 (33.7)
|
0.0
|
キャプテントゥーレ
|
|
10.
|
25
|
京都
|
菊花賞
|
JpnI
|
18
|
8
|
18
|
23.1
|
(9人)
|
16着
|
藤田伸二
|
57
|
芝3000m(良)
|
3:06.3 (37.4)
|
2.8
|
スリーロールス
|
2010
|
10.
|
23
|
東京
|
富士S
|
GIII
|
17
|
4
|
8
|
26.9
|
(9人)
|
5着
|
内田博幸
|
56
|
芝1600m(良)
|
1:33.1 (34.0)
|
0.3
|
ダノンヨーヨー
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種牡馬時代
引退後は、日高町のオリオンファームで種牡馬となった。
2014年10月14日、門別競馬第2競走・2歳未勝利で、トリックショットが産駒の初勝利をあげた。
2020年12月1日付で用途変更、種牡馬を引退。白井牧場へ移動し、2021年から引退名馬繋養展示事業の対象馬となっている。
主な産駒
血統表
脚注
注釈
出典
外部リンク