『パック&パル』(PAC & PAL)は、1983年に発表された、ナムコ(現・バンダイナムコエンターテインメント)のドットイートタイプのアクションゲーム。
開発はナムコ開発部が行い、BGMは前作「スーパーパックマン」に引き続き慶野由利子が担当している。
ゲーム内容
パックマンシリーズのひとつで、『スーパーパックマン』同様、フルーツは扉で閉ざされた部屋の中にあるため、通路上のカードを取ることで近くの扉を開き、フルーツを食べる。パワーエサは無く、かわりにスペシャルアイテムで一時的に攻撃能力を得られる(スペシャルを取っただけではモンスターがイジケにはならない)。
迷路の一部には屋根(オレンジボックス)があり、中のパックマンやモンスターは不可視となるが、侵入したゴーストの動きも遅くなる。本作ではワープトンネルは無く、またラウンド間のコーヒーブレイクも無い。
本作のみのキャラクターとしてミルが登場。触れてもミスにならないが、フルーツやスペシャルを奪いモンスターの巣に持っていってしまう(巣に持って行かれずにステージクリアするとボーナス)ので、ミルに触れることでアイテムを奪い返す。
アイテム
- カード
- カードをめくった時のカードの柄でそのフルーツの壁が無くなり、取る事が可能。一度に3枚までめくる事が出来る。
- フルーツ
- 全部で8種類
フルーツ一覧
フルーツ名 |
得点
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チェリー |
50
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いちご |
100
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オレンジ |
150
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りんご |
200
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メロン |
300
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レモン |
400
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パイナップル |
500
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鍵 |
1〜2面 700 4〜6面 1000 8〜10面 1500 12〜14面 2000 16〜18面 3000 20〜 5000
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- スペシャルアイテム
- 全部で5種類。パックマンが食べるとボタンを押すことにより一定時間モンスターへ攻撃できる。前述のとおりパワーエサでないのでモンスターを直接食べることはできず、常時触れるとミスになる。ミルは一切攻撃の影響を受けない。
- ディップスイッチの難易度設定に応じて、効果時間が長くなったり短くなる。
スペシャルアイテム一覧
アイテム名 |
攻撃とその効果
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ギャルボス |
1,2面に登場。トラクタービームでの攻撃。モンスターはその場で回る。
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ラリーX |
4,5,6面に登場。煙幕での攻撃。モンスターは煙たくて泣いてしまう。
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トランペット |
8,9,10面に登場。音符での攻撃。モンスターはその場で踊ってしまう。
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雪だるま |
12,13,14面に登場。冷凍光線での攻撃。モンスターは凍り付く。
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パックマン |
16,17,18面に登場。小さいパックマンでの攻撃。モンスターは頭をかじられてしまう。
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20面以降、ギャルボスに戻り、繰り返し。
レストタイム
4n-1面毎にあるボーナスステージ。10枚のカードに隠された$マークを取っていく。$マークは最初100点で1枚めくる毎に100点ずつ加算されていき、ミルが出るとそれ以降の点数が2倍となり、カードの下がアカベエだとレストタイムは終了。アカベエの出現位置にはある法則がある。
その他
ネームエントリーの曲は、ナムコが出していたエレメカ「おかし大作戦」で使われていた曲が流用されている。作曲担当はいずれも慶野由利子。
移植
脚注
外部リンク