バブルカンパニー(欧字名:Bubble Company、1977年4月5日 - 1996年5月24日)はフランス生産の競走馬、繁殖牝馬。競走馬としては目立った成績は残せなかったが、繁殖牝馬としてはインティミストとバブルガムフェローの2頭のGI馬を産み、大きな成功を収めた。
牝系の直系子孫にはショウナンパントル、ディープブリランテ、ザッツザプレンティなどの活躍馬がいる。
略歴
1977年にフランスの牧場で出生。現役時代はアメリカとフランスで走り、通算成績は12戦1勝[1]。
競走馬引退後はアメリカで繁殖入りし、各地の牧場を転々とした。ブラッシンググルームとの配合で生産した初仔のキャンディストライプスが1985年の仏2000ギニーで2着に入ると、1989年にはアークティックターンとの配合で生産したインティミストが仏G1のクリテリウムドサンクルーを制し、バブルカンパニーはG1馬の母となった。
1990年11月のキーンランド・ミックスセールにアークティックターンの仔を受胎した状態で上場され、社台ファーム代表の吉田照哉が37万ドルで落札。日本輸入後、サンデーサイレンスとの配合で生まれたバブルガムフェローは1995年に朝日杯3歳ステークスを制すると、翌1995年には4歳(現3歳)にして天皇賞(秋)を制した。
アメリカ時代の産駒の何頭かは日本に輸入された。特に2番仔のバブルプロスペクターからは大きく牝系が広がっており、産駒で菊花賞馬のザッツザプレンティをはじめ、孫以降の世代からも阪神ジュベナイルフィリーズ勝ち馬のショウナンパントルやダービー馬のディープブリランテが出ている。また初仔のキャンディストライプスはアルゼンチンでリーディングサイアー2位となるなど種牡馬として大きな成功を収めた。
バブルカンパニーは1996年5月20日にトニービンとの仔を出産したが、その4日後に急死した[2]。
繁殖成績
主要なファミリーライン
太字はGI級競走優勝馬。*印は日本に輸入された馬。
牝系図の出典:牝系検索α
血統表
脚注
外部リンク