『ノンちゃん雲に乗る』(ノンちゃんくもにのる)は、1951年に出版された石井桃子の児童文学作品。
1955年に鰐淵晴子の主演で映画化され、翌1956年にはテレビ化された。また、2008年12月24日には作品をモチーフにオリジナル楽曲として大橋のぞみのCDアルバム『ノンちゃん雲に乗る』が発売された。
8歳の女の子、田代信子(ノンちゃん)は、ある春の朝、お母さんと兄ちゃんが自分に黙って出かけたので、悲しくて泣いていた。木の上からひょうたん池に映る空を覗いているうちに、誤って池に落ちてしまう。気がつくとそこは水の中の空の上。雲の上には白いひげを生やしたおじいさんがいて、熊手ですくって助けてくれた。ノンちゃんはおじいさんに、自分や家族の身の上を打ち明ける。
雲の上の世界の描写にはアニメーション合成技術が使用されている[1]。
前年から病気療養していた原節子の復帰作として注目された[1]。
1956年3月26日から同年4月7日まで、KRT(現:TBSテレビ)の『影絵名作アルバム』(月 - 日18:45 - 18:50)で「影絵劇」としてテレビ放送された。「雪の会」が影絵を手掛け、語りは井潤一が担当した[4][5]。
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