ニンフォマニアック
『ニンフォマニアック』(Nymphomaniac、ポスターではNYMPH()MANIAC)は2013年の二部構成のデンマーク映画。 ラース・フォン・トリアーが監督・脚本を務めたこの作品は[1]、2009年『アンチクライスト』、2011年『メランコリア』に続くトリアーの「鬱三部作」の最終作である。 前後編合わせて約5時間半ある『ディレクターズ・カット完全版』の前篇のプレミア上映は、2014年2月16日に第64回ベルリン映画祭で行われた[2]。 2023年には、『ディレクターズ・カット完全版』が日本の劇場で初めて公開された[3]。 概要性的にむき出しのドラマであり、色情狂を自認する女ジョーの誕生から50歳までのエロスの旅をあつかう。 寒い冬の夜、年配の独身者セリグマンは裏路地でぶちのめされたジョーを見つける。セリグマンは彼女を家に連れ込んでケガの治療をし、彼女の人生について尋ねる。ジョーは高度にエロティックな人生についての淫欲にまみれた物語を8章にわたって語る。セリグマンは読書家でいろんな知識を持っている。彼はジョーの物語を、本で読んだことに関連付けてゆく。 Vol.1とVol.2で全8章の物語が描かれ、『Vol.1』では若いジョーをステイシー・マーティンが、『Vol.2』では後半生をシャルロット・ゲンズブールが演じる。
出演者
製作費・興収
評価全般的にポジティブな批評が多い。 Rotten Tomatoesでは『Vol.1』が154レビューで支持率76%、点数6.9/10。 批評の総意:「暗くおかしい。恐れ知らずの大胆さ。根本的に寛容。トリアーは慣習を放棄し観客を挑発する」[5] 一方『Vol.2』には、58のレビューが集まり、10点満点中6.4点の評価がつけられた[6]。 Metacriticでは『Vol.1』64点[7]。 「カイエ・デュ・シネマ」誌が選ぶ2014年の映画トップ10では、第6位を獲得[8]。 関連項目出典
外部リンク
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