ドルジュキーウカ市電(ウクライナ語: Дружківський трамвай、ロシア語: Дружковский трамвай)は、ウクライナの都市・ドルジュキーウカに存在する路面電車。2020年現在はドルジュキーウカ市が所有するドルジュキーウカアヴトエレクトロトランス(КП «Дружківкаавтоелектротранс» )によって運営されている[1][2][3][5]。
概要
1945年12月5日に開通したドルジュキーウカ市内の路面電車。建設は1940年代初頭から始まったが第二次世界大戦(大祖国戦争)の影響を受け、営業運転の開始は終戦後となった経緯を持つ。都市の発展と共に1969年以降路線の拡張が行われ、最盛期には6系統が運行していたが、ソビエト連邦の崩壊以降の経済的な混乱やモータリーゼーションの影響で廃止が続き2020年現在は以下の系統が運行している。運賃もソ連崩壊以降値上げが続いており、2018年以降は3フリヴニャに設定されている[1][2][3][6][7]。
系統番号
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経路
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営業キロ
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運行間隔
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備考
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1
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Центральна Міська лікарня - Залізничний вокзал
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3.37km
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9-21分
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[8]
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2
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Фарфоровий завод (ДФЗ) - Управління Газового Господарства (м/н Сонячний)
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5.64km
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15-22分
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平日のみ運行[9]
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Фарфоровий завод (ДФЗ) - Управління Газового Господарства (м/н Сонячний) - м/н Машинобудівників (200-Планів)
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6.91km
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16-33分
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平日のみ運行[10]
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4
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магазин "АТБ" (пл. Соборна) - м/н Машинобудівників (200-Планів)
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3.44km
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18分
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平日のみ運行[11]
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車両
2020年時点でドルジュキーウカ市電に在籍する営業用車両は以下の通り。2010年代以降はハルキウ市電から譲渡されたタトラT3の導入が続き、車両の近代化が図られている[注釈 1][4][12][13]。
脚注
注釈
- ^ ハルキウ市電から譲渡されたタトラT3は、元は全車ともチェコ各地の路面電車から譲渡された車両である。
出典