ツンドラ軌道のアニメーション。青が地球。水色が離心率0.2、赤色が離心率0.3の軌道。地球中心・地球固定直交座標系 ECEF(earth centered, earth fixed)で表示
ツンドラ軌道 (Tundra Orbit)は、対地同期軌道 の一つ。
長楕円軌道 に分類され、軌道傾斜角 は63.4度[ 1] 。周回周期は恒星日 に相当する23時間56分である[ 2] 。近地点 は24,000km、遠地点は47,000km[ 3] 。ヨーロッパにおける24時間運用を考慮した場合、モルニヤ軌道 が4基を必要とするのに対し、3基でまかなえると計算された[ 3] 。
ツンドラ軌道と同種の軌道としては、12時間周期のモルニヤ軌道、16時間周期のTAP(Three APogee:三遠地点)軌道、24時間周期の修正ツンドラ軌道が知られている[ 4] 。
シリウスXMラジオ が運用するシリウス通信衛星がツンドラ軌道に投入され、1基あたり16時間の運用で3基による運用体制を構築している[ 2] 。
出典
^ 岡本謙一. “通信衛星と放送衛星 ” (DOC). 2015年10月5日 閲覧。
^ a b Ben Evans. “Sirius Rising: Proton-M Ready to Launch Digital Radio Satellite Into Orbit ”. 2015年10月5日 閲覧。
^ a b Jozef C. van der Ha, ed (2012-12-06). Mission Design & Implementation of Satellite Constellations . Springer Science & Business Media. p. 225. ISBN 9789401150880
^ 例:“Polar Communications and Weather Mission - GOES-R ” (PDF). GOES-R. 2015年10月5日 閲覧。
外部リンク