チョコボールは、森永製菓が販売しているチョコレート菓子である。ピーナッツやキャラメルなどを包含した球形のチョコレートで、複数種類が発売されている。製造工場は森永製菓小山工場。パッケージのマスコットキャラクターは「キョロちゃん」(大きなくちばしを持つ鳥)。
「チョコボール」箱上部にある「くちばし」様の取り出し口側面に「金のエンゼル」と「銀のエンゼル」が一定数印刷されており、金は1枚、銀は5枚で「おもちゃのカンヅメ」と称する缶入りのオリジナル玩具詰め合わせと引き換えられる。
当選確率については諸説あるが、金のエンゼルの当選確率は約0.04%、銀のエンゼルの当選確率は約4%程度と言われている。1箱30個入りのボックスを5箱(150個)買えば、確率的には「銀のエンゼル5〜6枚」ほど当たるため、「おもちゃのカンヅメ」がもらえる計算である。一方、金のエンゼルを当てるには、確率的には2500個ほど購入する必要がある。
森永は1967年から「チョコボール」を使用し2008年に商標登録したが、名糖産業がアイスクリームに「徳用チョコボール」の商品名を使用していたため、2009年に使用中止を求めると、森永の出願前である1959年以来使用して広く公知となっていることを理由に先使用権を主張した。
2011年2月に商標権の侵害で、商品の販売差止と6000万円の損害賠償を求めて提訴したが[8]、名糖産業が「徳用チョコボール」の商標で商品を製造して販売することを認める内容の和解が、2012年3月30日に成立した[9]。
小学館の雑誌『幼稚園』に、1982年12月号から「森永チョコボール ぼくの幼稚園わたしの幼稚園」が長期連載されていた[11]。
「よるこ」で「金のエンゼル」が出るまで開封し続け、「金のエンゼル」出現まで2100箱以上、「銀のエンゼル」は60枚であった。「ロケみつ」の企画「目指せ! 金のエンゼル テク・テク・モグ・モグ! ブログ旅」では、「金のエンゼル」出現まで3618箱、「銀のエンゼル」は69枚だった。
「おもちゃのカンヅメ」は、2006年時点で月平均約2万個を発送しており[12]、当選確率は非公表としている[12]。封入物に関しては1980年代まではテレビCM等の広告で見せていたが、現在は「届いてからのお楽しみ」として伏せられている。
製品原材料の配合は、風味に大きく影響しない程度で年毎に僅かずつ改良している[13]。