タイレル・マラシア(オランダ語: Tyrell Malacia,1999年8月17日 - )は、オランダ・南ホラント州ロッテルダム出身のキュラソー系オランダ人サッカー選手。オランダ代表。マンチェスター・ユナイテッドFC所属。ポジションは、ディフェンダー。
クラブ経歴
フェイエノールト
ロッテルダムのアマチュアクラブRVV DHZでサッカーを始め、同じロッテルダムのOvermaas Rotterdamを経て、2008年に9歳でフェイエノールトのユースに加入した。各世代のチームで左サイドバックとしてプレーし、16歳で17歳以下のチームに所属していた2015年12月2日に同世代のディラン・フェンテやヨルディ・ヴェールマンらに続いて初のプロ契約となる2019年までの契約を結んだ[2]。2016-17シーズンからは19歳以下のチームに上がり、2017-18シーズンにはUEFAユースリーグに出場した。ヴェールマンの負傷によりキャプテンマークを巻いてグループステージ全試合スタメン出場を続けていたが、最終節の12月6日のSSCナポリ戦ではトップチームの左サイドバックであるリチアーノ・ハプスとミケル・ネロムの2人が負傷したことで、フェイエノールトのUEFAチャンピオンズリーグ出場選手としては史上最年少の18歳111日でトップチームにスタメンでデビューした。攻守に活躍してサポーターのハートを掴み、チームが2-1で勝利した試合後にはスタンディング・オベーションを受けた。2018年4月4日に契約を2023年まで延長した[3]。
マンチェスター・U
2022年7月5日、マンチェスター・ユナイテッドFCへ完全移籍。2026年6月までの4年契約で、1年間の延長オプションがつけられている[4]。
代表経歴
各年代の代表に選ばれたマラシアは、2021年9月4日に行われたカタールW杯欧州予選のモンテネグロ代表との試合でフル代表デビューを果たすとコーディ・ガクポのゴールをアシストした。
2022年10月21日、カタールW杯に向けた予備登録メンバーの1人に選ばれた[5]。
プレースタイル
身長170cmと小柄ながら一対一では決して負けない、度胸あふれるプレーを魅せる。
初速がとても速く、その俊敏さを生かして相手より前でスライディングやタックルを仕掛け、ボールを奪い取るボールハンターだ。
また、パスコースを読むのが上手くピンチを防ぐディフェンスはサッカーIQの高さを感じさせる。
オフェンスでも存在感は強く、精度の高いパスやクロスを供給し、左足から放たれるシュートはサイドバックとは思えない精度と威力である。
走攻守ともにレベルが高く世界一のサイドバックになる素質を持っている。
タイトル
- フェイエノールト
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- マンチェスター・ユナイテッドFC
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出典
外部リンク