スウェーデン・アカデミー(典: Svenska Akademien)は、グスタフ3世国王により1786年に設立された、スウェーデンの学士院(国立アカデミー)である。グスタフ3世がフランス文化の愛好者であったため、フランス学士院に倣っての設立であった。その大部分がグスタフ3世自身によって書かれた学士院規則にも、フランス学士院の影響が見られる。
スウェーデン・アカデミー設立の目的は、スウェーデン語の純正・健全・高雅 (renhet, styrka och höghet)、すなわち明瞭性、表現力、信望 (klarhet, uttrycksfullhet och anseende) のために活動すること[1]にある。その目的を達成するためにスウェーデン・アカデミーはスウェーデン語の文法書、単語集など、スウェーデン語についての書籍を出版している。特に、「スウェーデン・アカデミーのスウェーデン単語集 (Svenska Akademiens ordlista över svenska språket)」は行政文書等の公文書に限らず、各種の学術論文を執筆する際のガイドラインとなっている。