ジョージ・ミラー(George Miller、1945年3月3日 - )は、オーストラリアのプロデューサー、映画監督、脚本家。
弟のビル・ミラー(英語版)も『ベイブ』などの製作で知られる映画プロデューサーである。
父方のドイツ人と母方のギリシャ人の家系の子としてオーストラリアクイーンズランド州ブリスベンで生まれる。医者を志して医科大学に進学。学生時代に短編映画を制作し映画コンクールに出品したところグランプリを獲得したのがきっかけで、テレビと映画界で働くようになった。短編を数本制作した後、1979年の映画『マッドマックス』で監督・脚本を担当し、長編映画デビュー。『マッドマックス』は、後にシリーズ化され世界的に大ヒットし注目される存在となる。
『マッドマックス』以降は、映画監督以外にもテレビドラマや映画のプロデューサー・脚本家として幅広く活動しており、総合的なプロデューサーとしての役回りが多い。
2006年の『ハッピーフィート』のヒットを受けて、長い間製作が中断されていたといわれるマッドマックスシリーズの4作目『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の製作に取り掛かる用意がある旨のコメントを発表しており、2012年から天候の影響で撮影中断されていた、オーストラリアのブロークンヒルから撮影地をアフリカのナミビアに移して撮影する事となった。また、5作目である続編『マッドマックス ザ・ウエイストランド(Mad Max: The Wasteland)』の制作企画もあり、マッドマックスシリーズは4、5、6と全3部作の制作企画になると言う[1]。
2008年2月には『ジャスティス・リーグ』の実写映画化の製作に取り掛かかろうとしていたが、映画脚本家らがストライキを起こし、撮影に支障ができ、2010年公開を予定していたが間に合わないと判断し、製作のキャンセルを余儀なくされた。
2012年より、長年温めていたマッドマックスシリーズ4作目、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の撮影にようやく突入。約1年近くの歳月を費やし、完成した作品は2015年に公開。映画は大ヒットし、第88回アカデミー賞で最多受賞を成し遂げた。
2016年、第69回カンヌ国際映画祭の審査委員長を務める[2]。
Lokasi Pengunjung: 3.147.46.183