長らくシーラカンス目は全て絶滅したものと考えられていたが、1938年12月22日に、南アフリカの北東海岸のチャルムナ川(英語版)沖で捕らえられた魚がイーストロンドンの博物館員マージョリー・コートニー=ラティマーの注意を引き、報告を受けたロードス大学の生物学教授J. L. B. スミス博士が、白亜紀末に絶滅したものと考えられていた古代魚「シーラカンス」と特定し、学界や世界を騒然とさせた[1]。この現生種はシーラカンスの代名詞的存在となっているが、生物学上の名称は ラティメリア・カルムナエ (Latimeria chalumnae) である。
^Carvalho, Marise S. S.; Maisey, John G. (2008-01). “New occurrence of Mawsonia (Sarcopterygii: Actinistia) from the Early Cretaceous of the Sanfranciscana Basin, Minas Gerais, southeastern Brazil”. Geological Society London Special Publications295: 109–144 (p.123). doi:10.1144/SP295.8.
^Amemiya, Chris T. et. al. (2013). “The African coelacanth genome provides insights into tetrapod evolution”. Nature496 (7445): 311-316. doi:10.1038/nature12027.